この動画の要点
- ナレンドラ・モディ首相が、負傷したインド人パイロットのスミット・マッチール機長とビデオ通話を行い、その勇気と決断力を称えました。
- スミット機長は、自身が重傷を負いながらも、乗客の命を守るために最後の一踏ん張りでドアを開けた緊迫した瞬間を振り返りました。
- モディ首相は、機長の家族(両親や妻)とも連絡を取り、彼らの冷静さと信仰心、そして機長を育て上げた教育を高く評価しました。
- サウジアラビアおよびUAE政府による手厚い医療支援に対し、モディ首相が直接感謝の意を表明しました。
- インド全土で機長の回復を願う祈りが捧げられており、モディ首相は機長がインドの誇りであることを強調しました。
全文書き起こし
モディ首相: スミットさん、こんにちは。
スミット機長: こんにちは、首相。
モディ首相: いかがですか。今、体調はどうですか?
スミット機長: 首相、大丈夫です。すべて大丈夫です。
モディ首相: 国中があなたのために祈っています。マハームリティユンジャヤの祈りが各地で盛んに唱えられています。あなたの勇気、忍耐、そして、とっさの的確な判断。ほんの一瞬の間にこれほど多くの判断を下し、これほど多くの人の命を救ったのです。今日、国中が胸を張ってこう言うことができます。私たちインド人は人の命を奪う者ではない。命を救う者なのだ、と。
モディ首相: あなたは体にこれほど大きな傷を負いました。ご自身が生死を懸けて闘っていたのです。そんな時でさえ、ご自分の命を顧みなかった。すべての乗客の命を気にかけました。そして何より、14億人の国民の誇りを高めてくれました。だから私は、心から、本当に心から誇りに思っています。
モディ首相: 昨日、ブーペンドラさんとお話しする機会がありました。ギータさんとも、ソナルさんとも話しました。ジャヴァさんとボビーさんとは話せませんでしたが。私はギータさんに、こう伝えたのです。「あなたのお名前はギータですが、クリシュナの教えであるギターをすっかりご自分のものにされ、スミットさんを、そのギターの教えを体現する人に育てられた」と。スミットさん、今度はあなたのお話を聞かせてください。
スミット機長: 首相、私にとっては……ほかの方にもお話ししていたのですが、あなたは、私が一番、一番尊敬している方です。こうしてお電話をくださり、私を大切に扱ってくださって、とても、とても、本当に誇らしく感じています。あの時、首相……そうです、私は自分の命のために、自分の命を守るために闘っていました。でも、ある瞬間、気づいたことがありました。私が何もしなければ、私はもう倒れていたのです。あまりに多くの傷を負って、床に倒れていました。その時は「もう立ち上がれない」と思いました。
スミット機長: 私はエア・インディアで17年間、飛行機を操縦しています。この11年間は機長を務めています。目を閉じていても、機体で何が起きているか分かるのです。床に倒れていた時、私は……その時、感じていました。機体が降下している、と。そして、はっきり分かっていました。スミット、最後にもうひと踏ん張りだ。ドアは、すぐそこにある。その間も、私はまだ攻撃され続けていました。ただ、そのドアを開けたのです、首相。すると、ほかのみなさんが来てくれた。みなさんも、それぞれ同じくらい、同じくらい大きな役割を果たしてくれました。
スミット機長: ただ、自分の命についてはみなさんにこう話していました。自分の命を守ろうとしてやったことなのだ、と。でも同時に、それだけは分かっていました。乗客たち全員を死なせるわけにはいかない。その後は、ここでも、サウジアラビアでも、みなさんが……ここで受けている以上の手厚いケアや医療は、ほかにないと思います。そして、首相、私はただ……ただ、前向きでいようとしています。怖くなる時には、いつも一つのことだけが浮かびます。私はただハヌマーン・チャーリーサーを唱えます。あの時も、ただハヌマーン・チャーリーサーを唱えていました。神が私を救ってくださる。そう分かっているのです。そして、あなたからこうしてお電話をいただきました。私は本当に、本当に誇らしいです。はい、今、そう感じています。これまでは、自分を誇りに思うことはありませんでした。今、思えました。首相、すみません。あなたの前で泣いてしまって。
モディ首相: スミットさん、私の前で感情をあらわにできないとしたら、いったい、どこでそうできるというのですか。あなたは、それほど大きなことを成し遂げたのですよ。すべての国民が、今や世界中の人々も、心から願っています。あなたに会いたい、話したいと。そして今、お話ししてくださったハヌマーン・チャーリーサーのこと。そうした教えを授けてくださったギータさんに、敬意を表します。ブーペンドラさんにも敬意を表します。そして、私は……スミットさん、こうお伝えしたい。ソナルさんと話した時、私は驚きました。実に落ち着いて話しておられたのです。とても気丈に話しておられました。本当に、想像していませんでした。このような状況にあるソナルさんが、これほど落ち着いて話せるとは思いませんでした。ですから、あなた方はご家族としても本当に国全体の名誉を高めたと思います。
スミット機長: 首相、私は毎朝、祈りを捧げる時、2歳の息子を膝に座らせています。一緒にハヌマーン・チャーリーサーを唱え、息子に聞かせています。私自身、こう教えられたからです。今、私たちは祖国から離れていても、自分たちの文化から離れてはいけない、と。
モディ首相: そのとおりです。
スミット機長: それに今、ここにいても祖国を離れている気がしません。ここのみなさんは、本当に温かく、とても細やかに私を……。
モディ首相: ご存じないかもしれませんが、サヴァルクンドラでも、ワドワーンでも、皆が深く心を動かされ、胸がいっぱいになるような空気に包まれています。もちろん、インド全土でもです。昨日は、あらゆる寺院で礼拝や祈り、アールティ(灯明を捧げる儀式)が行われ、すべての聖地でアーラティーが捧げられました。皆があなたの長寿と、健やかな回復を祈っています。ですから、きっとすぐに元気になりますよ。インドは、あなたを迎えるのを心待ちにしています。今、体にはいろいろとつらいところがあるでしょう。それは私にも分かります。でも、あなたは勇敢な人ですから、傷の苦痛に耐えることも、ご自身でずいぶん楽に乗り越えているのでしょう。
スミット機長: いいえ、首相。私は、私はこの傷を「傷」とは考えていません。そう考えてしまうと、回復がますます難しくなるからです。私は、これは一つの道のりであり、少しずつ進むものだと考えています。時間をかけて回復していくものだ、と。でも、回復すると本当に、本当に確信しています。必ず、すっかり元気になります。
モディ首相: 私はサウジアラビア政府にも、UAE政府にも、心から感謝を申し上げます。あなたのために手厚く看護してくれたこと、両国に感謝しています。スミットさん、何か必要な時は、電話一本で、いつでも私に連絡してください。それに、あなたは本当に……。昨日、私は見ていました。皆がSNSで思いを綴っていました。皆、こう言っていたのです。もし、そうならなかったら、インドに、いったい何が降りかかっていたか分からない、と。インドのすべてのパイロットが、どんな目に遭っていたでしょう。インドのすべてのパイロットが、どんな目で見られていたでしょう。あなたは、そのすべてを守ったのです。本当に大きなことを成し遂げました。お会いした時に、詳しい事情は改めて聞かせていただきます。そうした話を、あなたと携帯電話でしたくはありませんから。あなたも、まずはすっかり元気になってください。今、国全体があなたと共にあります。あまり長くお邪魔したくありません。心から、ご回復をお祈りしています。今日はガンディーの生誕記念日です。非暴力とは何か。あなたは自らの行いで、それを示しました。では、クリシュナ神に栄光を。少し、グジャラート語で話しましょう。
(以下、グジャラート語での会話)
モディ首相: ボビーとジェヴァはグジャラート語を話しますか?
スミット機長: 話します、首相。二人はグジャラート語を話すのです。まずグジャラート語を、その後に英語を教えました。
モディ首相: そうですか。では、お子さんたちには、もう会えましたか? お医者さんは、面会を許可してくれましたか?
スミット機長: 上の娘は来ました。でも、この姿を見るのがつらいようで。娘は少し……私にとても懐いているんです。下の息子は2歳です。息子の面会は許可されませんでした。
モディ首相: そうですね、今は用心が必要ですね。でも、ソナルさんは本当に気丈な方ですね。昨日、私と本当に落ち着いて話してくださいました。私も経験がありますが、普通はこんな状況では話すことも難しい。それなのに、不平不満の言葉はまったくありませんでした。昨日、ムンバイ空港にいたブーペンドラさんとギータさんとも話しました。お二人からも、不平不満の言葉は一つも、まったくなかった。ただ一つ、こうおっしゃっていました。「神は、きっと良くしてくださる」と。
スミット機長: そうです、そうです、首相。
モディ首相: では、クリシュナ神に栄光を。一日も早く、元気になってください。その後で、お会いしましょう。神のご加護を。インド万歳。
スミット機長: はい、首相。インド万歳。
概要(動画説明欄より)
「首相、すみません。あなたの前で泣いてしまって」
乗客を救ったスミット機長とモディ首相の約10分間の対話を、全編日本語字幕でお届けします。
2026年9月30日、ドバイからイスラエルのテルアビブへ向かうフライドバイFZ1073便で、操縦室内の襲撃事件が発生しました。
重傷を負ったインド人のスミット機長(Smit Machchhar)は、床に倒れながら機体の降下を感じ取り、最後の力を振り絞って操縦室の扉を開けたと語っています。その行動が、乗客や乗員による介入につながりました。機体はサウジアラビアのタブークに緊急着陸しています。
10月2日、療養中の機長とビデオ通話したインドのモディ首相。対話では、救出時の判断に加え、恐怖の中で唱えた祈り、2歳の息子との日常、家族や医療関係者への思い、回復への決意が語られました。
「ほかの皆さんも、同じくらい大きな役割を果たした」
救出に関わった人々をたたえる機長。涙を流した機長に、モディ首相はどんな言葉を返したのでしょうか。
8bitNewsでは、この対話を日本語で全訳し、発言の前後や、二人のやり取りを通してお伝えします。
■事件について
サウジアラビア内務省の発表によると、搭乗していたのは乗客174人と乗員8人。初期調査では、副操縦士が機長を襲ったとされています。事件の具体的な動機、計画性、背後関係については捜査が続いています。
※事件の説明は2026年10月2日時点で確認できた情報に基づきます。
■映像・対話の出典
Narendra Modi公式YouTube
「PM Modi speaks with Captain Smit Machchhar, wishes speedy recovery」
[原映像はこちら]
https://www.youtube.com/watch?v=1WAxkmb0brM
インド首相官邸
[対話に関する公式発表]
https://www.pmindia.gov.in/en/news_updates/pm-interacts-with-captain-smit-machchhar/?comment=disable
■事件に関する参考資料
[フライドバイ公式声明]
https://news.flydubai.com/updates-on-fz-1073-dxb-tlv-on-30-september-2026
[サウジ内務省の発表を伝えるアナドル通信]
https://www.aa.com.tr/en/middle-east/initial-probe-finds-flydubai-co-pilot-assaulted-captain-before-emergency-landing-in-saudi-arabia/4075487
[UAE外務省による捜査状況の説明]
https://www.wam.ae/en/article/c2ivgop-uae-following-incident-involving-flydubai-flight
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#モディ首相 #フライドバイ #8bitNews
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