火山活動の影響で箱根大涌谷周辺に出されていた避難指示が、２６日に解除され、
昨年5月から運行が制限されていた「箱根ロープウェイ」はおよそ１年３か月ぶりに
全線での運行を再開しました。

箱根山の火山活動の影響で昨年５月に大涌谷周辺に避難指示が出されるとともに、
ロープウェイの運行も制限されていましたが、火山ガスの濃度が下がりつつあることに加え、
常時火山ガス濃度を観測できる装置を設置し、避難マニュアルを作成するなど対策を
とったことなどから、町は7月２６日午前９時、避難指示を解除しました。
ロープウェイ運行再開の前日には避難訓練も行われ外国語での避難指示アナウンス等も
設けられるようになりました。

この日はあいにくの雨でしたが、現地には沢山の人が訪れました。
また、ロープウェイの再開を楽しみにしている人達もたくさんおり、
ロープウェイ乗り場はかなり
の混雑でした。外国人観光客の方も多く、
私が乗り合わせたロープウェイの中も皆さん外国の方でした。
残念ながら雨でロープウェイからの視界は悪かったですが、久しぶりに見る
その光景はやはり息を呑む程の壮大で壮絶なものでした。

黒たまごを買うのも沢山の人が並び行列ができていました。
久しぶりに食べる黒たまごは出来立てで熱々でとても美味しかったです。
また大湧谷からの帰り道、すごいヘアピンカーブが続く坂道を下っていると
熊本の応援の為に池袋から熊本まで歩いていくという熊本出身の奏かおるさん
という方に遭遇し、その活動を応援したくて黒たまごを一つお渡ししました。
こんな風な出会いもあり貴重な一日となりました。

昨年6月30日に噴火警戒レベルが３になった箱根山は9月の時点では噴火警戒
レベルは２になり、11月20日には噴火警戒レベルは１に引き下がりましたが、
まだ安全性が確保出来ない事から
周辺道路は通行止めになっており大湧谷へは
行く事は出来ませんでしたが、この日道路規制も制限はありますが解除されました。

避難指示が解除されロープウェイも全線で再開されましたが、火山活動が停止した
わけではありません。もしもの時どうすべきか自分でもきちんとイメージをしながら
危機管理をしっかりもって自然を感じたり、楽しむことが必要なのかもしれません。

また大湧谷への規制は解除されましたが、入れるのは9時から17時までと決まっており
自然研究路やハイキングコースなどの立ち入りは現在も規制されています。
そして、火山ガスの影響を受けやすい、アレルギー性ぜん息、気管支疾患、呼吸器疾患、
心臓疾患、心臓ペースメーカーを装着している方は、生命に関わることから大涌谷園地へ
立ち入ることはできないそうです。現地に行かれる前には是非注意事項をご確認下さい。

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箱根町ホームページ 大湧谷への観光について重要なお知らせ

https://www.town.hakone.kanagawa.jp/index.cfm/10,6303,46,166,html

温泉地学研究所より「2015年箱根山噴火の推移について」が公開されています。
平成27年12月末時点の解析結果を交え、今回の火山活動の推移についてまとめられています。



http://www.onken.odawara.kanagawa.jp/modules/mysection1/item.php?itemid=52



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