今月14日で熊本地震から2か月が経った。震源地からほど近い阿蘇山のすぐ北側に位置する黒川温泉は、全国屈指の人気温泉街として知られている。震災前は日帰り客が年間100万人、宿泊客は30万人訪れており2009年版ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで温泉地としては異例の2つ星で掲載された。

震災の被害は全体としてそれほど大きくはなく、旅館は29軒あるうち6月12日時点で26軒が営業を再開している。温泉街でお土産屋営む女性は「地震の風評被害で旅館のキャンセルが多く例年の同時期よりはお客様が少ないが、逆に来ていただいたお客様からは『人が少なくてその分より満足した』という声を頂いております。黒川温泉は大丈夫です。全国の皆さん、いつでもお越しいただければ対応いたしますので宜しくお願いします」と笑顔で語った。

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