この動画の要点
- 二葵さんはコロナ禍当時、テレビ局に勤務しており、スタジオの人数制限やロケの中止など、番組制作の現場が激変した様子を語っています。
- 睦さんは2020年に入学した「コロナ世代」の大学生として、保護者不在の卒業式や、タイムラグに苦労した音楽大学のオンライン実技レッスンの思い出を振り返っています。
- 二葵さんは、学校行事が中止になった高校生たちのために、シンガーソングライターと協力して楽曲とダンスを作るプロジェクト「笑えば」を企画・制作しました。
- 睦さんは、コロナ禍で活動がオンライン化したことにより、ハッシュタグを活用した気候変動アクションへの参加者が増えたというポジティブな側面も指摘しています。
- 二葵さんは、外出自粛期間中に自分の将来をじっくり考えたことが、結果として会社を辞める決断や大学院受験につながったと明かしています。
全文書き起こし
睦: 二葵さんはコロナ禍って、まだ会社員でしたか?
二葵: 会社員でした。
睦: どうなりました?めちゃくちゃリモートみたいな。
二葵: めっちゃ変わった。当時テレビ局は、それこそスタジオに人をそんなに入れちゃいけない。で、コメンテーターとかキャスターとかいっぱいいたから、まずコメンテーターの方に来るのをやめてもらおうと。あと、いわゆる外のロケとかも、お店に行って食べるとか全部できないから、ずっと報道ニュースがメインになる番組に変わっちゃったりとか。部署も、結局そのロケにする人たちとかも、コロナ対策についてお医者さんに話を聞くっていうような班に変わったり、組み換えがあったりとか、かなり変わりましたよ。
睦: 案外、二葵さんとか、他の学校の友達とか職場の人とかと、コロナ禍に何してたかって話すことあんまりないなとふと思って。ちょっとコロナ禍の話をしたいなと思って。もちろんその期間に辛い思いをされた方とかもいるから、無理しない範囲で聞いてほしいんですけど。おうち時間が増えた人も多かったと思うんですよね。結構時間あってどうやって過ごそうみたいなのを、それぞれみんな探していた期間でもあるのかなと思って、その話をしたいんですけど。当時は睦ちゃんは?
睦: 大学1年生。が、2020年。
二葵: ああ、じゃあ本当に。2019年末ぐらいからだよね、確かね。
睦: そうだね。だから卒業式がどうなるんだみたいな。受験の時にみんなマスクつけていくよね、みたいな感じでした。
二葵: 大変なタイミングだ、そしたら。卒業式は?
睦: 卒業式は、高校3年生のみ。保護者ダメ。
二葵: ああ、その代だったんだ。
睦: 下級生もダメ。で、うちらのみでやりますって。でも、だからこそ、もうみんなで楽しい思い出にしようみたいな感じで、担任の先生とかが「やっちゃえ」みたいな感じで。私は返事の仕方をヘンにしてましたよ。そっち系でやってました。
二葵: 楽しんでた、その中で。ああ、そうか。
睦: 右手と右足一緒に出すやつとかいました。みんなでクスクスして。アットホームで可愛い。そういうちょっとコロナ禍だからこその、ちょっと砕けた感じをやりつつ。でも本当はみんなで合唱してとかやりたかったけど、そういうのができなかったりはありましたけど。そんな卒業式を終え、大学に入ったけれど学校に行けない1年生が始まりまして。
二葵: そうだよね。その時なんてまだ、リモートとかオンデマンド授業にしましょうっていう方針も、大学によってはちょっと立て始めとか、どうしようっていう時じゃない。
睦: 6月ぐらいから大学始まった記憶、確か。
二葵: 2ヶ月何してたの、そしたら。
睦: 待機。オンライン授業の体制を整えるのにも時間かかったじゃないですか。確かあの時って9月始まりにするみたいな話もありませんでしたっけ?
二葵: あった気がする。あったな。
睦: そう、そういう話もあって、どうなるんだろうみたいな感じで過ごしてて。6月ぐらいに大学一応始まりますみたいになって、ほぼオンラインの授業で。私、音楽大学に行ってたので、実技がメインの大学なのにオンラインだったので、もう本当に。私は声楽で、歌のレッスンもオンラインでやってたんですけど、先生が例えば「ドミソミド、はい」で「ドミソミド」みたいな、そういうのなんとなくイメージあると思うんですけど、やるじゃないですか。タイムラグがあるじゃないですか。先生の「ドミソミド、はい」に合わせて言うと、先生からしたらもう次を引き始めてるんですよ、私が歌ってる時に。ちょっとずつズレるんですよ。だから私は「ドミソミド」を弾くぐらいの時に、食い気味で「ドミソミド」って。関係ないところのスキルが上がるみたいな。気を使ってちょっと早めに言うとか。そういう変なことをやりながら、これのためにこんな高い学費をかけてもらって大学に行ってて、うーんみたいなモヤモヤするみたいなのはあったり。先生によってはオンデマンドの授業も結構適当な先生もいらっしゃったりとか、もちろんすごい力入れてくださる方もいたんですけど。それのために入ったんだっけ?と思う瞬間はちらほらありけり、という感じですね。
二葵: なるほどね。でも実技の授業がメインだったら、特に歌とか声楽とかって、その先生と同じ場にいて、響き方とか体の使い方とか、ここだけじゃわかんないもんね。
睦: わかんないよね。大体バレエの授業とかも自分で動画撮って提出とか、合唱も1人で歌って提出とか。寂しい時期もありました。それが1年目、2年目ぐらいまでそんな感じでした。まさにあの時すごくニュースに扱われていた、翻弄される学生たちみたいなところのど真ん中だったわけだね。
二葵: 私は当時、報道部から情報制作部っていう、それこそディレクター系の飲食店にロケに行くとか、ニュースとはまた違う柔らかいテーマを扱う部署に異動になってて。その時にリウマチの話を初めて会社に言ったタイミングでもあり、ちょっと通院をしたいという話になったから、常にロケに行ける体制がもしかしたら病院によって休むかもしれないから行けないかも、みたいな話をし始めた時期で。であれば、ちょっと時間の融通が利きやすいコメンテーターのアテンドの仕事をしましょうかってところから、実はそのコメンテーターアテンドっていう仕事が私の部署異動最初の仕事だったのね。で、皆さんとやっと名前と顔も一致して、これからよろしくお願いしますってことでやってた矢先、そのコロナが起きて、皆さんに出ていただくわけにはいかなくなっちゃって。こういう理由でスタジオには今お呼びできない状況になってます、先行きも見えないから一旦しばらくは休止ということでよろしくお願いしますっていう連絡を1人1人にした時期でもあって。となると、今度コメンテーターアテンドの仕事をしてた私ともう1人いた2人だったんだけど、なくなるじゃん、コメンテーターの方いなくなるから。そこで私としてはすごく1つありがたかったのは、じゃあ報道部と情報制作部で一緒に、お医者さんとかにコロナの時の素朴な疑問、「こういうことしたらどうなりますか」とか「手洗うのはじゃあどれぐらいの回数がいいですか」みたいなこととかも含めて聞いて、それをパネルにまとめてオンエアに流すみたいなやつとかをやる、コロナの特別班みたいなのが出来上がって、それをやる係になったっていうのがコロナの最初の時で。もちろんおうち時間というか、全員出社が必要じゃなくなったわけよ。人も別にそんな必要じゃなくなったし、あとあんまり出社させない方がいいよねっていうので半分半分というか、人数をオフィスの人数を少なくしようみたいなのがあったりして。でも結局テレビの仕事って家で特にやることがあまりないというか。編集とか今は自分のパソコンでやるけど、基本テレビ局ってテレビ局の編集機でやったりするのね。だから本当にロケのリサーチとかやったとしても、みたいなぐらいな感じなの。ロケも行けないとかもあるから。っていうので、結構多分社会人はおうち時間が意外とやることがなかった人は結構いた気がする。
睦: 私の中でのコロナ禍の自分の生活って、本当に時間がいっぱいあって。なんせ大学もないし、外遊びに行くことも許されてなかった時期、不要不急の外出ダメな時期とかは、週に1回だけこの日は買い物に行くみたいな決めて、それ以外はもう家でいかに時間を潰すかみたいなの考えてて。本当に大学入学したてで友達とかもいなかったから、中高の同級生同士でみんなインスタライブしてて。お昼とかに。コラボでインスタライブってできるじゃないですか。変なフィルターやってみんなでお喋りする。そこに同級生みんな見に来てて、なんか最近これあったよとか、大学の履修こんなんでみたいな話したりみたいなのをやったり。友達と、私があいみょんをやって友達が平井堅のパート歌ってとか、オンラインでセッションするみたいな。面白い。絶対コロナ禍じゃなかったらやらなかっただろうけど、友達とやってSNSに載せたりとか、そういうのやってたうんですよ、おうち時間。そういう時間ありすぎちゃって、普段やんないような遊びやったとか、そういうのあんまりないってことですか?
二葵: なかったかな。逆に言うとその時間が余ったからこそ、考え事ができるようになって、「辞めよう」ってなった。
睦: すごい!そこ!すごい変化してた。
二葵: それだけではないんだけど、色々自分の将来とか考えたりする中で、ちょっとコロナで先行きが見えなさすぎて、いつか海外留学したいなとかって思ってたものも行けないかもとか、これ一生行けないんじゃないかとか色々思ったりとかして。あと、じゃあこの仕事続けていく中でもっとちゃんと自分勉強し直さないと、逆に世界でというか日本全国、北海道出てからも通用しなくなるだろうなとか考える時間があったから、大学院調べて大学院受験してっていうのも実はその時期だったりもしたし。あともう1つやってたこととしては、そのコロナ対策班みたいなやつも少しずつ落ち着いてた時に、まさに睦ちゃんたちの世代とかその前後の世代の方たちが、卒業式もない、文化祭もない、体育大会みたいなのもない、本当に学生生活の思い出みたいなのを作れてないっていうのがすごくやっぱりどんどん声も上がってきてて。それをなんかできないかなって時に、地元のシンガーソングライターさんとコラボして歌を作ることになったんだよね。「笑えば」っていう曲なんだけど。それを最初のプロデュースというか、その曲を作りましょうっていうところからずっと私やってて、そのプロジェクトをやってて。まずそれを作りました。で、その踊りがあるんだけど、それを全道の高校生とかとコラボして一緒に踊ってもらう映像も撮って、それも組み込んでいきましょう、映像として残そう、それが1つの思い出になればっていうようなところから企画をして。実は釧路っていう道東、東側の方にある街にある高校に、私の高校時代の同級生が先生をしてて。で、その話をしたら「ぜひ高校生も入れたい」って言ってるってことで、そこでちょっとそういうコラボをすることになって。みんなに覚えてもらって、一緒にそのシンガーソングライターの方も一緒に来てもらって、一緒に踊るミュージックビデオ撮って。みんなでそのロケはあったから「未成年の主張」みたいなのを体育館の上で「あんなことがあった!」とかって言うようなロケしたりとか。あともう1つ私の地元の函館の方にいる私の高校の時の先生がいる高校に行かせてもらって、そこでその子たち女子高だったんだけどと一緒にやるとか。そういう形で、メディアとして報道って形じゃないけど、なんかできること、思い出を作るとかそのコロナによってできなかった時間を少しでも取り戻すみたいなことできないかなみたいなことをやってる時期でもあったかもしれない。
睦: なるほどな。確かに。今さっき睦ちゃんが友達とインスタライブをして歌のセッションするっていうのもそうだけど、あの時期結構星野源さんとかが「うちで踊ろう」って曲をやって、家でなんか自分で歌う、踊る、クリエイティブするみたいなのがちょっと流行ってたみたいな部分もあって。やっぱみんななんかそれをなんか発露したいっていう思いがあったから、結構リンクしてた気がしてそれも。でも本当にありますよね。懐かしいメンバーで、例えばEテレの「天才てれびくん」っていう番組に歴代出てた人たちで歌歌う動画がYouTubeに上がるとか、宝塚のスターたちが集まって歌うとか、そういうのめっちゃあったし。なんかその、今二葵さんがおっしゃってたみたいになんか外に出したいみたいな気持ち、多分コロナ禍がなかったらやってなかっただろうなみたいなのも結構目にすることがあって。その1個思い出したのが、私ずっともうその頃から気候変動のアクションというか運動には参加してたんですけど、オンラインでアクションを企画することがその時期は主で。ってなると、普段例えば国会前に行ってアクションしますとかだと参加できない人でも、投稿1個ハッシュタグつけてやる、とかやってくれたりして。私の記憶の中だとコロナ禍の参加人数が一番多かったです。参加しやすいアクションだっただろうし、みんななんか外に出したかったから一緒に乗ってやってくれる人がすっごい多かったなあって思いますね。
二葵: あと時間の余裕もあったのもあるかもね。考える時間があるから、普段自分の身の回りのことしか考えられなくても、その時間は地球のこととか人権のこととかにも目が向くみたいな。しかも自由が制限されるのが自分の身にも降りかかるんだっていうのが身体的に多分感じられたのがコロナだったんじゃないかな。
睦: 本当にそう。なんか構造的な部分を認識できる時間でしたよね。結構そこで色々考え方が変わっただったり、その後の生き方のマイルストーンみたいなことになってる人とかは多い気がするね。私の中でも多分そういう変化があったんだろうけど、なんかこう5、6年ぐらい今経って、なんか結構忘れちゃってる。そのコロナ禍っていうのが自分の中でいろんな変化があった時期だったっていうことを忘れてたなと思って、ちょっと思い出してみたいし、二葵さん何してたんだろうと思ってちょっとテーマにしてみたっていう感じでした。
二葵: 意外とね、話すの初めてかも。あんまり話さないかも。
睦: 話したことないですよね。皆さんは何をしていたんでしょうか。締めるのが下手。頑張って終わらせようとして。コメント欄とかに書いてもらったら急に。読んで「いいね」するんで。皆さんも何か変化とかあったらね、確かに知りたい。しかもなんか、ごめん何もないけど「しかもなんか」って言っちゃった。でもなんかだいぶ自分にフォーカスしてた時間だろうから、その人のパーソナリティとか見えそうで面白そうだなと思ったりしたので、ぜひコメントにお寄せください。ということで、今日のしゅちょーは終わりです。ありがとうございました。
二葵: ありがとうございました。
概要(動画説明欄より)
市民メディア8bitNewsのメンバーであるArtivist黒部 睦(くろべ むつみ)とジャーナリスト構 二葵(かまい ふき)が、日々生きている中で感じるモヤモヤについて語る15分番組!2人で交互にテーマを持ってきて、YouTubeとSpotifyで約週1回ペースで配信します!!📡⚡️
番組公式アカウント📻
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