ニュースを投稿する
すべて 政治社会地域国際文化エンターテイメント自然公式動画教育生活・健康芸術お知らせ未分類IT
NEWS
8/5 Kumamoto Resident Launches Real-Time Disaster Info Site “Imakoko Navi” Using AI 8/5 「もうミルクがない」被災した夜、避難所でスマホを握った女性 15万人が頼る「イマココナビ」はどう生まれたか クラファンでの支援も始まる 8/5 在外ネット投票 これから何をすべきか? LOST VOTES 在外投票制度を問う #8bitnews 8/4 BRIDGE KUMAMOTO Launches Rapid Response Fund Following Kumamoto Earthquake 8/4 「動いてるよ、みんな見てるよ」熊本地震で寄付700万円超 10年の信用が支援を動かした 8/4 Kumamoto Music Project Halted by Earthquake: Founder Sakurako Kimura Pledges Recovery Concert for Children 8/4 【熊本地震】悩んだ末のプロジェクト中止。それでも信じる音楽の力#8bitNews 8/3 善意が炎上する時代、それでも始めた100円寄付 八代市に自宅、覚悟を決めたVCの発信
公式動画

「もうミルクがない」被災した夜、避難所でスマホを握った女性 15万人が頼る「イマココナビ」はどう生まれたか クラファンでの支援も始まる

2026/08/05 ▶ VIDEO

この動画の要点

全文書き起こし

堀潤(8bitNews): 改めましてよろしくお願いします。

加悦美里: お願いします。

堀潤: 「イマココナビ」はどういう経緯で立ち上げられたんですか。相当な、かなりの情報が充実していて、全て入っているから、皆さんこれなくしては今欠かせないという声をSNS上でもたくさん見かけます。

加悦美里: 最初は被災して、夕方ぐらいに被災して、7時ぐらいから避難をちょっとしまして、夜は避難所で過ごそうという風にしていたんですけど、そこからSNSとかを見て過ごしていて、特にテレビとかもないし、もうすることがなかったので、ずっと今の状態、熊本の現状がどうなっているかとか、そういったのを確認したりして。自分自身はその被災した日のうちにガソリンがなんとか入れられたんですけど、スーパーとかはもうすぐに閉まってしまって、何も買えない状態で。その時、家も断水してしまっていて、明日どこかにやっぱり買いに行かなきゃいけないとか、そういう状況だったんですけども、困っていらっしゃる投稿とかがたくさんあって。自分と同じようにガソリンが今日入れられなかったとか、ストックしているミルクがなくなるとか。そういった投稿に、誰かが「ここで買えましたよ」とか「あそこはそんなに並んでなかったですよ」とか、そういうコメントをされていたのを見かけて、それはThreads(スレッズ)でなんですけど。個々でこうやってSNSでやり取りするよりは、みんなが同じところに書き込めるサイト、掲示板みたいなものがあれば、無駄な行動をする人が減ったりだとか、便利なんじゃないかなとか。その初動で絶対に何か混乱が起きるっていうのは、もう10年前の経験からも分かっていたので、この震災直後にどういう情報が必要かっていうのは大体検討がついていまして。それを元にどういうカテゴリーが必要かとか考えて、仕事でちょっとAIを使うこともあって、簡単なサイトだったりアプリとかは作ったことがあったので、もしかしたら作れるんじゃないかなと。Claude(クロード)を使っているんですけど、Claude使えばもしかしたら自分でも制作できるかもと思って作り始めたのがきっかけです。それがもう当日の夜の10時ぐらいになります。

堀潤: 改めて加悦さんの方から「イマココナビ」、この特徴と使い方を説明していただいてもよろしいですか。

加悦美里: 「イマココナビ」は、震災時に最初に必要な情報、今開いているお店だったりとか、炊き出しとか、あと物資の配布とか受け取りとか、あと停電、断水の情報とか、そういったものとか、あとボランティアの募集だったりっていうのを、登録とかを不要で、誰でもこう投稿、追記することもできますし、閲覧することもできる、リアルタイムな「今ここ」の情報が見れるサイトになっています。使い方は、基本的には自分が住んでいる地域を指定していただいて、カテゴリーがいろいろありますので、例えば給水所であったりガソリンスタンドとか、そういったところを見たい情報のカテゴリーを選んでいただいて情報を見ていただくというところになります。リアルタイムで誰かがそこに行ったとか、何かをして追記をしてくださっていたりとかありますので、そこを見るとさらに、その場所、スポットが登録された時よりもさらに新しい情報っていうのを見ることができます。

堀潤: 最初に立ち上げた時はどういう情報とかがメインで、その後おそらくいろいろまた増やしていったりされたと思うんですけど、そのあたりはいかがですか。

加悦美里: 最初はやっぱりスーパーだったりとかコンビニとか、あとはガソリンとか。最初は入れていたのはそれと、あとお水、給水所と井戸水が汲める場所とトイレ、そういったところは入れていまして。その次にちょっと更新をした時は、コインランドリーと飲食店も入れてほしいということだったので、その辺も入れて。あと断水の情報と停電の情報ですね、そこも入れられるようにしました。

堀潤: その元の情報は、いろいろ公的なデータからであったり、公開情報からであったり、何かAPIを入れてとか、いろいろアプローチがあるのかなと思うんですけども、そのあたりの情報の獲得っていうのはどんな風に組んでいったんですか。

加悦美里: これはもう誰でも書き込めるものになっているので、皆さんの情報になります。サイトを見た方が自分が行ったお店だったり、自分が見たり聞いたりしたこととか、SNSで取られた情報っていうのを皆さんが、被災者の方が書き込むようになってまして。最初は私がそれこそSNSとかを見て本当に数件は自分で入れましたけども、それ以外の情報はユーザーの方が書いてくださいました。

堀潤: それは本当に情報が寄せられて、どんどんそれが蓄積されていく様子っていうのは、同じように被災されて加悦さんご自身もいろいろ支えになったというか、励みになった部分もあったんじゃないですか。

加悦美里: 本当にそうで、こんなに皆さんがちゃんと細かいところまで書いてくださったりとか。例えば「このお店では2リットルのやつが2本まででした」とか、「今30人ぐらい並んでます」とか、「何時から何時までで炊き出しがこれぐらいの量あります」とか、皆さんが書いてくださるっていうところが本当にすごいなと思って。皆さん大変な状況なのに、自分のことだけじゃなくて、とりあえずイマココナビにも書いておこうっていう風にやってくださっているのが本当にすごいなと思います。

堀潤: 先ほど10年前のというお話がありましたけども、10年前の熊本地震の時には加悦さんはどんな状況だったんですか。

加悦美里: 自宅の方は断水と停電がありまして、あと自分がやっていた美容室があるんですけども、そちらは断水、停電、ガスが来ないっていうのが2週間ぐらい続いたので、やっぱりガソリンの確保も難しかったですし、あと子供がまだ3歳と5歳で結構小さかったので、おむつの確保とかそういったところも結構苦労して。あまり情報がなくて、Facebookがその時は主だったので情報源としては。なので知り合いの投稿だったりそういうのぐらいしかなくて、広い範囲で見てどういう風に熊本がなっているかとかは分からない状況で、知っている方で助け合ってという感じだったなと思います。

堀潤: 場所はどのあたりだったんですか。

加悦美里: 同じ御船町で、ちょっと山の方だったんですけど。自宅はもう半壊になって取り壊しになったりとか。なので両親がうちに避難してきて、みんなで狭いところで暮らしたり、仮設住宅に入ったりとかそういうこともありました。

堀潤: 今回の令和6年能登半島地震では、実際にはどんな被害の状況だったんですか。

加悦美里: うちは断水だけで、最初はちょっと停電もあったんですけど、断水が4日間ぐらい続いた感じですね。あとは物が落ちたりとか、結構揺れたのでそのあたりとか、テレビが壊れちゃった、落ちて壊れちゃったりとか、そんな感じです。お水がなかったので大変ですね。お風呂だけじゃなくてやっぱり顔も洗えないし、皿も洗えないし、料理もできないっていう状態になっちゃうので不便ですね。トイレも流せないし。

堀潤: 手が洗えないだけで本当に辛いですもんね。

加悦美里: 普通に水出るだろうと思って蛇口をひねっちゃうんですよ。けど出ないみたいな感じになっちゃいますね。

堀潤: 僕も10年前の地震の時には、土曜日の本震があった時に現場に入りまして。そこからメディアが益城町に集中していたので、それこそ西原村とか御船とか、そちらの住民の皆さんから「こっち伝えられてない」ということで、そちらをメインに伝え始めて。今回は八代であったり、また南の方ですけど、やっぱりイオンモールの爆発の件だったりとか、煙突が崩れたからって全国放送のニュースがどうしてもそうした現場に集中していて、おそらく本当の住民の皆さんが必要な、まさに生活を支えるための情報っていうのがなかなかやっぱりマス媒体から得られなかったっていう、これ構造的な問題あんまり変わってないかなっていうところもありまして。だからこそ加悦さんの取り組みは多くの人たちが頼りにしたっていうメディア発信だったんだなということも感じています。そのあたりは加悦さんご自身いかがですか。

加悦美里: 役場とかも近くにあるので、公的なところがやることはもちろんあると思っていて。そっちがダメっていうわけではなくて、やっぱり今回たまたまこういうのを作ったから、被災者側からもできることというか、下から上にというか、そういう声が集まる、今この瞬間の声を共有できるみたいなことができて。熊本でも私はこの周り、自分が住んでいる周りしか解像度がないんですけど、このイマココナビ作ったことによって、本当に全体を見渡せるというか、全体がどういう状況なのか、それがどう変化していっているのかっていうのは本当にリアルタイムに肌感覚で感じることができているなって思いますし。被災している私たちだけじゃなくて、別の県にいらっしゃる方で家族がいる方とかもやっぱり本当に心配されているので、そういったところで今ここの状況が本当に一番分かるのではないかなと思ってますね。

堀潤: この「イマココナビ」、このサイトのタイトルであったり、そこには加悦さんどういう思いを込めて付けられたんですか。

加悦美里: 最初はAIに名前付けてもらおうと思って。その時は「助け合い」とかそういう名前で何かいいのないって聞いたんですけど、いいのが出てこなくて。「なんたらナビ」がいいかなと思って。で、皆さん絶対覚えやすいとか検索しやすいとか、そういったことも含めてちょっと語呂がいいとか。あとはもう本当に今ここの瞬間が分かるっていうので付けました。あんまり考えている暇がなくて、シンプルにしました。

堀潤: 実際にいろんな方々からの声が寄せられたと思いますけれども、先ほども加悦さんが分かる範囲を超えて非常に多くの広いエリアからという声もありましたけど、具体的にはどんな情報やどんな声が加悦さんにとってはすごく心に響いたり印象に残ったりされているんですか。

加悦美里: 情報が分かるっていうところで言うと、断水とか停電の情報っていうのは、普通だったら自分のことだけ見とけばいいかなとか思うかもしれないんですけど、皆さんが言われていたのは、今避難所にいて、自分の地域、住んでいる地域が断水とか停電が復旧したら戻りたいので、情報があるととても分かるので便利ですとか、そういう声もありましたし。県としては全域電気が復旧しましたっていう風に発信されていたけども、まだうちは来てませんとか、そういうちょっと乖離だったりっていうのも分かりましたし。あとは皆さんが、お水が行き渡っている状態のコメントだったり、お店がここは開いていて、ここで水がもう買えたとか、そういう復旧していく様子だったりとか、そういったところも見えていくのがよかったなと思います。

堀潤: そうかそうか、ここが復旧したんだっていう情報も、自分の生活圏以外の情報であっても、それはやっぱり見る側にとってもいろいろ支えられたり励まされるっていうことなんですかね。

加悦美里: そうですね。全く分からない、例えば本当にテレビのメディアとかだけ見ていると、「ああ大変な状況のところはそこ大変な状況だ」って分かるかもしれないんですけど、その中でも買い物がここはできてきているとか、あと物資が届いているとか、充足してきましたっていう情報に変わったりとか、そういうちょっとプラスの情報が増えてきたりするというところもあるので、そういったところは励みになったり。あと買うところが増えてくれば、皆さんあんまり買い占めとかしなくて、安心できてきていつもの生活に早く戻ることができるんですけど、そういったところも一つちょっといいところだったかなとは思います。

堀潤: 解像度が粗い情報だと不安が解消されずに、今あるんだったら全部買っておこうかとか。それこそ今ここに他のところにはあるよっていうのがあればちょっと安心できて。僕も普段「大きい主語より小さい主語使いませんか」っていう呼びかけをしていて、「熊本は」って言っても全然地域も違うし、「八代は」って言っても八代によって全然町によって被害状況違うし。特に今観光に対してもキャンセル相次いでいたりとか、ここは使えるけどここは確かに今配慮が必要、そういう本当に細かな情報発信っていうのが必要ですよね。

加悦美里: 本当にそうですね。早くもう元に戻ることもとってもいいことだと思いますし、それでやっぱり経済が回っていくというか元に戻っていくっていうところがあるので。もう普通の生活をできるところはできるだけ普通の生活に戻ってほしいですし、そういったところの要望とかもかなりいただきますね。そういう発信もしてほしいとか言われたり。

堀潤: そうした中で今回クラウドファンディングですよね。何かよりみんなからの支援が必要になってきた、そういうフェーズに入ったということなんですか。

加悦美里: もう最初の段階で、私がAIで無知な状態で作ってしまったので、本当にユーザーとしてはとっても使いやすいサイトになってたんですけど、そのせいで読み込み、サーバーの負荷っていうのがその瞬間瞬間でものすごい自動更新される仕組みだったんですよ。で、それをもう限りなく際限なくやってしまうと、課金がすごいされてしまうみたいな。使った水道代だけ水道代払ってねみたいな状態みたいな感じになってしまっていて。そこでちょっとサーバー代の負荷とかがありまして、自分で出しているので、その費用っていうのは誰からもいただいてなくて、私が出している個人で出して払っているんで。2日目でもうこれ大変なことになりそうと思って、できればちょっと支援をお願いしますっていうページを設けて。その後にエルボーズさんからお話いただいて、ちょっとサイトを改修していただいて、少し抑えられてはいるんですけども。この状況がいつまで続くか、このサイトがいつまで必要とされるかっていうのはちょっと不確定というか分からないところもありますので、できるだけ必要なところまでは継続をして運用したいっていうところもありますし。あと今後、例えば他の地域でも絶対に使いたいっていう声がもう上がっていたりするので、そういったところの活動にも当てさせていただけたらという風に思っております。

堀潤: 加悦さんの今回の仕組みと経験と、でそれを実感して利用して、いろんなものが前進していくっていうのは一つの大きな、それこそ起きてほしくなかった災害だけど教訓としていろんなところにまた受け継いでいくべきものですもんね。

加悦美里: 本当に今回、本当によかったというか、皆さんが使っていただいて、なんかよかったっていう声が本当にあって助かったっていう声があったので。どこで何が起きるか分からないですけど、熊本の人は「あ、イマココナビみたいなものがあれば、最初とっとなんとかなる」っていう風に多分思ってくださって安心したところもあると思うんですよ。なんで、でも県外の方だったりはまだこういうのがあるっていうことも知らない状態、まだ震災が起きる前の熊本と同じ状態の認知だと思いますので、災害が起きたらまずはイマココナビを見ればいい、そして書き込めばいい、こういう風に使えばいいっていうのを、知っていただきたいなという風に思いますし、それが使える状態に持っていけたら一番嬉しいなと思ってます。

堀潤: クラファンの目標金額であったり、今どれぐらいの額になってるんでしたっけ。

加悦美里: 目標は最初もう本当にお気持ちでよくて、県外の方を中心にこの活動に対して賛同していただける方だったらご協力をお願いしますという形でやってまして。今時点では35万円ご支援いただいてます。

堀潤: 実際には今そのサーバー代であったり、いろんな維持していくためにはいくらぐらいのお金が加悦さんの方で負担して発信されているんですか。

加悦美里: 3日目までの時点で13万円かかってまして、その後毎日1万から2万ぐらいの感じで。これから見る方がもしちょっと増えたらもうちょっとかかるかもしれないっていう。でも落ち着いてくるので、そんなにはかからないかもしれないんですけど。

堀潤: でも個人で月最低でも2、30万円ぐらいのラインっていうのはこれは重たい負担ですよね。でも今回クラファンもすでに立ち上げて発信してみていかがですか、ここまで寄せられている声とか反響っていうのは。

加悦美里: いやもう本当にありがたいですね。コメントもいただいて、熊本の方はちょっともう混乱期なので、「ありがとうございます」とかそういうのは全然いただかなくてもいいんですけども、クラファンすることによってやっぱりコメント入れて応援メッセージとともに応援してくださるっていうので、声がとても集まっていて。当事者じゃない方からも「ありがとうございます」って言ってくださったりとか、本当にありがたいなと思います。

堀潤: 本当に水道の復旧とかに関しても、どうしても行政の発表、マスメディアでの発表はこの地域水道何世帯復旧しましただけれども、イマココナビを見ていると「復旧しました、出ました、でも10分後にまた止まりました」とか「水の出方こうです」とか、本当にこの暮らしを継続していくために必要なその情報がたくさん書き込まれているっていう、ここが本当に求められている使える必要とされている発信なんだなってことすごく実感しながら見ていました。というのも10年前も、僕災害が発生すると自分のLINEのIDとかを公開して、まさに我々のようなメディア人間で発信が必要な人は連絡くださいと。でその人たちのところに行って一緒に伝えるっていうことをやっているんですけども。まさに10年前の時も、「堀さん、出会った人が水道復旧したんで赤ん坊いるんで家帰ります」って。「よかったですね、じゃあ水道出たらまた教えてくださいね」って言って。そしたら20分後ぐらいに「堀さんダメでした」って。「え、復旧地域ですよね」って言ったら、「出るんですけど、うちマンションの上の方だったからポンプがうまく機能しなくてチョロチョロチョロしか出なくて、赤ん坊お風呂に入れられないんで、もう一回戻ります」って。メディア上では、行政発表では水道復旧した丸々エリアだから、ボランティアさんも含めて「あ、あそこの場所大丈夫なんだ」っていう情報に。「いやいやいや、まだ赤ん坊入れられないんです」っていう。やっぱり情報の角度って重要だなってその時実感したんで、イマココナビの凄さを価値を感じます。

加悦美里: 最初からそうだったわけじゃなくて、フィットさせる形に改良して、そのお水も「断水」と「復旧」しか最初ボタン作ってなかったんですけど、「濁水も作ってください」とか、そういう細かい要望を今時点で70回ぐらいそのサイトをブラッシュアップさせてもらっていて、どんどん形変えて。それもやっぱり自分が一人でやってるからこそ柔軟に変えることができるんで、そういうところはもう本当に皆さんと一緒に作ったっていう感じになってます。

堀潤: だからそこに要望とか寄せられる窓口がついてるわけですね。

加悦美里: なので多分使ってらっしゃる方、当初から29日から使ってらっしゃる方は、イマココずっと見てらっしゃるので、その変化してるっていうのも肌感覚で感じてらっしゃると思っていて。そういう声とかもSNSで結構見たりとかもあるので、嬉しいですそれも。

堀潤: でも加悦さんご自身も地震経験して、余震も続き、この暑さですし不便もいろんな中で続く中、更新を続けるっていうことも本当に大変なことだと思うんですけども、加悦さんのその気持ちの底を支えているのはどういう気持ちが加悦さんを支えてるんでしょうね。

加悦美里: 最終的にその元気に、熊本は元気になるところまでできれば、要望があれば続けたいなと思いますし。熊本の中でもやっぱりもう必要なくなっている方もちろんいらっしゃるけども、今からやっとお店が開くその八代だったりとか宇城とかそのあたり、氷川とか。そのあたりの方は今からイマココナビが活躍してくるんですよね。投稿見てるとその辺の地域の投稿がここ2、3日多くて。なんでそういったところでまだまだ炊き出しとかもありますし、そういったところのもう必要な方で混乱が避けられて、いいように使っていただけるならぜひ続けたいなと思ってます。

堀潤: 最後に全国の皆さん見ていて、でも熊本のこの状況まだ伝わってないんじゃないかなとか、本当はこれ知ってほしいんだけどなと思うことも、当事者目線だといろいろあるんじゃないかと思うんですよね。加悦さんだから伝えられること、ぜひ最後に伺いたいなと思って。どんなことをやっぱり知ってほしいし伝えたいし興味を持ってもらいたいなと。

加悦美里: 避難所は割と手厚くされたりとかされるかもしれないですし、そこに物資とかも集まりやすかったりがあるんですけども、どうしても避難所にも行けない方っていうのは本当にたくさんいらっしゃって。避難所もそんなにいい環境でもないですし、プライバシーもあるし。例えば犬とかそういうペットを飼ってらっしゃる方とかもいらっしゃるし、ちっちゃいお子さんとか、あと若い女の子一人とか、そういう方だったら行けないとか。あと行こうと思ってももう足がないお年寄りの方とかもたくさんいらっしゃって。そういった方には本当に細かいケアというか、誰かがその声を、ネット上にも声が出せない方っていうのがたくさんいらっしゃるんですけど、そういった方をできるだけ表に上げてというか、イマココナビだったら代わりに書き込んであげるよってお孫さんが書き込んでくれたりとかもありますし。そういったところで動ける方がそういった情報をしっかり発信していただいて、できるだけヘルプ出していただいて、それを助けに行けるような流れっていうのができればいいなというのは思いますし。あと、やっぱりこの夏が震災に持っていかれてしまって、どうしても熊本だけじゃないと思うんですけど、コロナもあったし震災も何回も来て、あと水害とかもあってとかで、子供たちの思い出とかそういうのも失われたり楽しみとかがなくなったりとかしているので、できるだけこれから楽しみの機会っていうのも私たちにもぜひ設けさせていただけたらって思うので、そういったところにも支援をよかったらしていただきたいなとかも思います。これからきっとイベントとかもありますし。

堀潤: そうなってくるとあれですね、イマココナビでまた伝える中身っていうのも、このいろんなフェーズごとにまだまだいろんな進化もいろんなニーズも伝えていくことになりそうです。だから継続してイマココナビがあるっていうことはとても大事ですよね。

加悦美里: 熊本の今と全国をもう繋げることができるように今なっていて。最初は熊本の中で熊本の人が繋がるっていう状態だったんですけど、今は物資とかを受け取り先をしっかり載せていただければ、本当に全国からそこに集まったりとかしているので。私のいとこも通販会社やっていて大きな倉庫持っているので、そこで物資の受け入れやっているんですけど、すっごい取りに来られるんですよね、車中泊されている方、個人の方とか。行政はもう物資受け入れ拒否してたりとかもあるので、そういうところに全部集まって、でも欲しい方たくさんいらっしゃるっていうので。熊本と全国繋がる役割っていうのもきっと担っていけるかなとは思っているので、そのあたりも継続していきたいなと思います。

堀潤: 出すことによってヘルプが来る。今まさに物資の話があったけど、ひょっとしたらいろんな他にも事例が、発信したことでヘルプになったっていうものがあるんじゃないですか。ちょっと具体的にもし事例をいくつか最後に伺えれば。

加悦美里: 家、個人の家でおばあちゃんとかいて足が悪かったりとかして取りに行けないところに、誰かがそれを書いてくださったら誰かが物資届けてくださって、もう個人宅ですね、に届けてくださって。最初は私作った時、そういう使い方されると思ってなくて、住所書いてくださいとかちょっと書いてなかったんですよ。でもそういう使い方になってるんで、そういうところもありますし。あとはボランティアも集まってますね。個人で出されているところとか、ちょっと少人数のボランティアだったりっていうのも集まりますし。あと細かいニーズっていうのが、例えば皆さんお水って大きければいいと思われているかもしれないんですけど、お年寄りの方って運べないんですよね。なので本当に小さなペットボトルの詰め合わせが重宝されたりとかであって、それも私も知らなくて、それを見て「あ、そういうニーズがあるんだ」とか。介護食も、お米だったらいいだろうっていうわけじゃなくて、柔らかいお米とかお粥とかじゃないと食べられない方とかもいらっしゃるっていう、そういう本当に細かいニーズが伝わるところが、そういうところだったり。あと特殊なペット飼ってらっしゃる方とかの餌とか、そういうのも普通は気づかないし言われなければ絶対分からないんですけど、そういったところもありました。

堀潤: 今延べ何人ぐらいの方が書き込んでっていう風になってるんでしたっけ。

加悦美里: 今が15万人ぐらいの方に見られていて、ユーザーさんで15万人で、書き込みは4万3千件あります。

堀潤: その方々分以上の支えを加悦さんがしてきた。

加悦美里: いえいえ、本当に皆さんが皆さんを支えて。私は本当に最初の初動だけ、このイマココナビを作った時は自分が発信してとか誰かのコメントに自分が書き込みをして「こういうの作りました」っていうのを言って、足跡つけたんですけど、あとはもう勝手にというか、生き物みたいになってます。

堀潤: 最後に見ている方にメッセージをいただけますか。

加悦美里: 見てもらえれば、サイトを見てもらえれば本当にリアルが分かります。熊本のリアルがすごく分かるし、普段は隣の家の方の名前も顔も知らない状況かと思うんですけども、ネット上でももちろんそれはそうなんですけど、それでも全然関係ない知らない人のために何かをする人がこんだけいるっていうところを、希望を感じられると思うんですよ。私もすごいそれをイマココナビの中から希望をもらっていて。あと誰かの役に立ちたい気持ちっていうのを皆さん思ってるけども、そこのやり場がない方ってたくさんいらっしゃると思うんですよね。「行きたいけど行っていいのかな」とか「お金送りたいけどどこに送ればいいのか分からない」とか。そういうところの解像度が上がる、何をすればいいかがまずハッキリ分かるっていうところもあるし。あと自分がもし被災した時には、こうやって熊本だからこんな風になったっていう風は思わなくて、私は多分どこで合っても震災とか災害があっても、こういうイマココナビみたいなのがあれば、多分皆さんが皆さんで助け合うっていうことができると思うので、安心感というか「日本っていい国」みたいな、思ってもらいたいなというか。イマココナビ見たらそれが伝わるんじゃないかなと思ってます。

概要(動画説明欄より)

「イマココナビ」の活動を支えるクラファンはこちらから
https://camp-fire.jp/projects/972486/view

「もうミルクがない」
「ガソリンが入れられなかった」
「どこに行けば水が手に入るのか分からない」

令和8年熊本地震が発生した夜、被災者たちの切実な投稿を避難所で見つめていた加悦美里さん。自身も断水の被害を受けるなか、スマートフォンを握り、生成AI「Claude」を使って災害情報投稿サイト「イマココナビ」を立ち上げました。

登録は不要。誰でも、営業中の店舗や給水所、炊き出し、物資配布、ガソリンスタンド、トイレ、停電・断水、ボランティア募集などの情報を投稿・閲覧できます。

「2リットルの水は1人2本まで」
「いま30人ほど並んでいます」
「水道は復旧したが、10分後にまた止まりました」

行政やマスメディアの発表だけでは見えにくい、“いま、ここ”で暮らす一人ひとりの状況が、次々と書き込まれていきました。

インタビュー時点で、利用者は約15万人、投稿数は4万3000件。利用者の声を受け、サイトは約70回にわたって改良されています。

加悦さん自身も、10年前の熊本地震で自宅が半壊。幼い子どものおむつやガソリンを確保できず、情報不足に苦しんだ経験がありました。その記憶が、今回の迅速な行動につながりました。

一方、急増するアクセスによって、開設から3日間で約13万円のサーバー費用が発生。個人で負担しながら運営を続け、クラウドファンディングによる支援も呼びかけています。

高齢者の自宅に物資が届けられた。
小さなペットボトルや介護食の必要性が共有された。
小規模な支援活動にボランティアが集まった。

加悦さんは言います。

「私が支えたのではなく、皆さんが皆さんを支えている。サイトが生き物のようになっています」

災害時、本当に必要な情報とは何か。
声を上げられない人のSOSを、どうすれば支援につなげられるのか。

被災した一人の女性が立ち上げたサイトから生まれた、新しい助け合いの形を聞きました。

【イマココナビ】
URL:https://imacoco-navi.netlify.app/

【クラウドファンディング】
URL:https://camp-fire.jp/projects/972486/view

チャプター

00:05 被災当日の避難所でサイトを作ろうと思った理由
02:13 生成AIを使い、午後10時から開発開始
03:17 「イマココナビ」の特徴と使い方
05:35 情報を書き込んだのは被災者自身
06:43 10年前の熊本地震で経験した情報不足
08:52 今回、加悦さん自身が受けた被害
09:57 マスメディアでは届きにくい生活情報
11:00 被災者の声を「下から上へ」
12:10 「イマココナビ」という名前の由来
13:16 行政発表と実際の復旧状況の違い
16:45 急増したサーバー費用とクラウドファンディング
18:54 全国の災害でも使える仕組みへ
23:27 利用者の声を受けて約70回改良
26:42 避難所に行けない人、声を出せない人
29:00 熊本と全国をつなぐ物資支援
30:10 投稿によって実現した個人宅への支援
31:25 小さなペットボトル、介護食、ペットの餌
32:29 利用者15万人、投稿4万3000件
33:36 知らない人同士の助け合いが生んだ希望

#令和8年熊本地震 #熊本地震 #イマココナビ #災害支援 #防災 #被災地支援 #生成AI #Claude #市民メディア #8bitNews

このチャンネルのメンバーになって特典にアクセスしてください:
https://www.youtube.com/channel/UC86iqu-yHsb-BCjI3ArD9Rg/join

チャンネルをご覧いただきありがとうございます。
このYouTubeではジャーナリストやアーティビストが世界の市民と連携しながら現場を訪ね取材した、様々な現場の映像をみなさんにお伝えしています。ぜひチャンネル登録お願いします!

皆さんが投稿できる映像ニュースサイト「8bitNews」はこちら
http://8bitnews.org

8bitNewsへの取材依頼、情報提供、お仕事の依頼は
info@8bitnews.org までお寄せください。

▶ YouTubeで見る

SPONSORED
8bitNews スタジオ収録風景

配信サポート — 8bitNews STUDIO

収録・配信設備を備えた自前スタジオで、あなたの発信をサポートします。

使用時間スタジオ機材使用機材持ち込み
2時間85,000円60,000円
4時間100,000円80,000円
5時間120,000円100,000円
延長 1時間20,000円10,000円
※税別。オプション:収録サポート 30,000円/件・スイッチング 10,000円/時・字幕 70,000円〜・PR 150,000円/件
利用を申し込む →
CORPORATE

8bitNews Inc. について

全国各地に広がる8bitNewsの映像発信スタジオは、株式会社8bitNewsが運営しています。
会社概要や事業の詳細は、コーポレートサイトをご覧ください。

コーポレートサイトへ →