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「動いてるよ、みんな見てるよ」熊本地震で寄付700万円超 10年の信用が支援を動かした

2026/08/04 ▶ VIDEO

この動画の要点

全文書き起こし

堀潤: 村上さん、佐藤さん、よろしくお願いします。今回、BRIDGE KUMAMOTOで基金を非常に早い段階で立ち上げて、そして早い段階でこれを事業者たちに渡していくという。改めて、どういう思いでやられているのか伺ってもよろしいでしょうか。

村上直子: 本当に緊急基金3回目なんですけれども、「まさか」っていう気持ちしかなくって。でも、これまでの経験から言うと、早く立ち上げないと、やはり前回の熊本地震での学びをどう活かすかっていうのが、地元である私たちができることだし、BRIDGE KUMAMOTOとしても大切にしてきたことでもあるので。そこはすぐに立ち上げようっていうのは、もうみんなで同意でしたね。

佐藤かつあき: そうですね。地震が起きたのが火曜日だったと思うんですけど、その日の夜中の23時から0時にかけて、もう寄付金集めのページはできていました。村上とも、地震はちょっと想定していなかったんですけど、やはり豪雨がひどかったんで。去年も熊本市内は豪雨で被害を受けているんですけど、ある程度一定のラインを超えたら、もう自動的に立ち上げるようにしようって決めていたんですよね。なんで、初動が早く動けるようにっていうところで、あんだけ揺れたから、これは自動的に立ち上がるよねっていう感じで、淡々とやったって感じですよね。

堀潤: そういう意味で言うと、10年前の熊本地震、そしてその後の豪雨災害、人吉はじめ、そういった知見が経験となって蓄積されてきたということですよね。

佐藤かつあき: 本当にその通りで、10年やってきてよかったなっていうのが、それに尽きるというか。熊本地震の時は立ち上げたばかりの団体で、堀潤さんとかもいち早くラジオに呼んでいただいたりしたんですけど、やっぱり当たり前ですけど知名度が低い分、寄付を集めるっていうことまではなかなか至れなかったんで。そういう意味でやっぱり10年続けてきて、発信とかも続けてきてよかったなっていう感じです。

堀潤: 短期間のうちに500万円以上でしたよね、村上さん。

村上直子: もう今日700万円を超えていまして。昨日の時点で700万円を超えていました。

堀潤: 今回、寄付はどういう方々から、どういう言葉と共にBRIDGE KUMAMOTOの方に寄せられていますか?

村上直子: 本当に個人の方から、今は法人さんの大口のご寄付もいただいているんですけど、やはり友人知人は「BRIDGE KUMAMOTOが熊本にいてくれてよかった」っていう声が安心すると。で、もう無条件で信用してくださっている方が本当に多くて。それを友達とか周りの人にシェアしてくださる、拡散してくださる方が多くてですね。本当にそれが連鎖となって広がってきている基金だなという風に思っています。

佐藤かつあき: シェアしてくれる時も「信頼できる団体です」とか書いていただけるんですよ。そういうのが本当に嬉しいし、その期待に応えなきゃいけないっていうのは感じますね。本当にありがたい。あと村上が言ったみたいに、企業さんから寄付をいただけるっていうことが今回はかなり多そうで、これはなんかすごい変わったところだなと思っています。それこそさっきも別の投稿であったんですけど、我々は公益社団でもないから、税金的な控除とかがない中で、それでも寄付したいんだっていう風に言っていただけるっていうのは、ちょっとすごいことだなと思っています。

堀潤: お二人がまさに今回の令和8年熊本地震、前回の地震との違いや、この酷暑の中での災害だということからの危機感、色々おありだと思いますが、村上さん、やはり緊急で速やかに活動団体に資金を、ここだけこれだけ早くやるっていうのは相当な危機感おありだということなんじゃないですか。

村上直子: そうですね、今回は本当にみんなが物理的にも物が壊れていたりとかダメージはデカいんですけど、精神的なダメージが私は一番気になっていまして。今回の地震によってお家とかは影響ない、自分も無事である、けれどやっぱり心労で亡くなられているっていう方を間接的に聞いたりもしていまして。希望を失うと人は生きる気力をなくしてしまうというところが、私も一応産業心理カウンセラーを今行っているので、そういった目線から見ても「動いてるよ」「みんな見てるよ」「大丈夫だよ」っていうのが、やっぱり伝わることが、まだ何も現状は変わってないかもしれないけれど、そういった面がすごく大事なんじゃないかなと思っています。だからこそ声を上げ続けてねとか、動いてるよっていう声掛けも含めて、皆さんがシェアしてくださる時に一言添えてあるのもすごくありがたいなと思いますし。私は前回との違いで言うと、2016年の時はまだ東京で働いていたので、やっぱりリモートでいる、県外にいる熊本の人たちのことを思っている方々の気持ちもすごくわかるので。そういった意味では、やはり動いていることを伝え続けることと、受け入れる場所。私たちの場合は寄付という形で受け入れるっていうところをいち早く作って、そのお金だけじゃない気持ちと共にお届けするというところを、やはり大事にしてきているし、大事にし続けたいなと思ってます。

堀潤: 佐藤さんはいかがですか。

佐藤かつあき: 村上さんと被るんですけど、これも堀潤さんとかも日頃から感じられていることだと思うんですが、やっぱり「被災者」っていうものが見えなくなっているというか。普段通り生活できていたりとか、着ているものも別に汚れているとかそういうわけでもなくてっていうところで、貧困の問題と近いというか。被災者が見えないみたいなことが結構あるかなと思っていて。それでもやっぱり間違いなく被災はされていて、大変不自由な思いをされているとか。車中泊も増えてきているって言いますし、先日も熱中症で亡くなったんじゃないかっていうニュースもあったりしたから。やっぱりこれから見えなくなっていく被災の実態みたいなものをどう伝えていくかっていうことが、結構今回特に大きな課題になるかなと思ってます。SNSとか見ていても、やっぱりなかなか情報が広がりづらくなっていると思うんですよね。これは全然別のプラットフォームの色々なアルゴリズムの問題と重なってきていると思うんですけど。明らかに情報が届く人にはもちろん届くんですけど、そこの何か柵を超えられないというか、そういうことは結構感じているので。この辺りも本当に課題だなと思いながら、これまで以上に発信を増やそうとは思っています。

堀潤: 確かにそうですね。災害に対しての強いSNSと思ってましたけど、非常にアルゴリズム変更によって阻まれているなというところは感じますよね。八代の方からしても、なかなか自分たちのことを取り上げてもらえていないような感覚を持たれていたり、他のニュースがどうしても大きく取り上げられてしまったりとか。この辺ってアテンション・エコノミー的なことというか、センセーショナルな方に流れていってしまうというか、それを煽る何かネット上の勢力というのか、そういったものもちょっと問題起きているのかなと思いました。

堀潤: そうした中で今回第1弾は、上限20万円で、熊本被災地で活動する事業者に対して支援を行うということですよね。かなり短期間で審査を完了させるんですよね、村上さん。

村上直子: はい、そうです。もう今、随時審査になっていまして、審査員の皆さんにはちょっとご負担かもしれないんですけど。事業者っていうよりかは、個人の団体とかもあるので、結構幅広い団体さんに助成していこうとは思っているんですけど。審査員の方も、すごい信頼できる方々を4人お招きして、皆さんご快諾いただいて。本当に村上が言うみたいに、昨日の夜中遅くまで審査してくれたり、それに対してコメント書いてくれたりして、迅速に審査をしていただいているというところで。そのおかげでこのスピード感でやれているっていう感じです。

堀潤: どういう活動に対しての助成に今回はBRIDGE KUMAMOTOの基金は活用されていきますか?

村上直子: やっぱりまだ第1期で1週間程度、発災から1週間程度なので、緊急性の度合いがやはり高いものということで。既に現場で活動されている団体さんたち、あと現場のニーズに合った活動をされている団体さんたち。あとはもう今はどうしても地元のことを知っている方々の方が優先的に、もう繋がってるよ、顔見知りだよ、信頼してるよっていう関係構築ができている方々というのを優先的にはさせていただいています。

堀潤: 今、具体的にはそうした中でご覧になっていて現場のニーズ、まさにこの活動必要だ、具体的にどんな活動になってますか?

村上直子: まだまだやはり水とかですね、必要物資が届いている場所もあれば届いていない場所もあるという、その差も大きいのと。やはり今回被災しているエリアが、まだ電気が通ってなかったりとかもするのと、高齢の方々が多い地域だと、もう足がないということで。情報も入手できない、足がないから移動もできない、でそのままそこにいるっていう選択をされている方がちょっとまだまだいらっしゃるようでして。なので、ある意味アウトリーチというか、こちらから行って、ご親戚の方が連絡取れたけど大丈夫って言うから、でも本当に大丈夫なのかなって行ってみたら全然大丈夫な状態じゃなかったとかですね。やはり皆さん我慢できちゃうという風に思ってしまうのか、そういう方も多いので、そういう方々に一人一人届けていくというか、というのはすごく大事なタイミングなんじゃないかなと思ってます。

佐藤かつあき: やっぱりその被災地域で地域のコミュニティにちゃんと入っていけて、直接的にも被害状況を見定めて適切な対応ができる団体さんたちにやっぱり支援していきたいなとは思いますね。内容は結構なんでもいいというか、我々自由にしているので。それは本当に声掛けでもいいし、足の踏み場もないぐらい家の中がめちゃくちゃになっているんで、片付ける気力も当然ないから、そういうことを手伝うっていうのでももちろん良いですし、お水を届けるっていうのでももちろん良いですし。やっぱり一番最初の、一番何でしょうね、緊急を要するところ、生活の再建というか、再建はまだ先だと思いますけど、少しでも何というか暮らしが戻るようにといったところなのかなとは思います。あとはもう一個は、やはり今夏休み中でもあって、お子さんたちが家にいると大人の方が片付けもできないし仕事も行けないしっていうので。でも子供を一人で置いておけないということで、被災地域の近くであったりその中で「お子さん預かりますよ」って。なのでお父さんお母さん片付けどうぞ行ってくださいとか、仕事行ってきてくださいっていうような、そういう子供たちの居場所を作って見守るというような支援とかも、今は以前よりかそういう支援が早めの段階で必要だなと思ったのと。やはり福祉的なニーズ、特性がある方とかですね、目が見えづらい方とか耳が悪い方とか、あとはもう生活困窮者の方とか、やはりそういう普段からちょっと配慮が必要な方々はより課題が顕著になってきているんじゃないかなという風には思っています。

堀潤: 熊本も非常に面として広いじゃないですか。八代に関しても合併前の町々、本当に特徴がそれぞれ違うし、今回の被害の濃淡も感じますよね。宇城の方もそうですよね。この辺の今回の南武地域に関わるエリアでの災害、中南部地域の災害というのは、逆にこう熊本中心街、そして北部地域で10年前経験したというもの、今後どう活かしていくのかな。その辺の難しさであったりとか課題感であったりとか必要性、いかがですか。

佐藤かつあき: やっぱりその、熊本市内の被害は比較的前回に比べたら少ないので、やっぱり熊本市内の元気を八代に届けていくっていうことが大事になると思うんですよね。で、やっぱり今どうしてもインフラが、高速道路も途中で止まってますし、電車も走らないっていう中で、下道の渋滞がやっぱりすごいんですけど、国道も含めてですね。なんかその辺りがちょっと課題ではあるんですけど、やっぱり八代って本当隣町だし、知り合いもたくさんいるので。やっぱりその熊本市がどう八代にサポートしていくか、応援していくかっていうところが一番重要なんじゃないかなとはなとは思っています。あとはもう観光もやっぱりどうしても減ってきてしまっているので。で、熊本市内は本当にそんなに被害は起きていないので、そういった意味では遊びに来てほしいとは思っているんですよ。もうガラガラですよね、日曜日なのにね、結構先週も。あとはもう本当子供たち、遊び場所がなくなっているので、色んなイベントがなくなってしまったりとか、夏休みの思い出がこの地震だけになってしまうのはすごくなんか、という風にも思うので。そういった意味で大人たちが提供できることもあるのかなと思いますし、そういう県外の方々のお力を借りるっていうこともお願いできたら嬉しいなとは思っています。

堀潤: 今日も実を言うと鎌倉で子供たちにワークショップを今してたんですね。そこで熊本地震の話をして、でも「熊本」っていう主語は大きいねって。熊本について関心のない人に「熊本で地震があったよ」って言ったら「え、そうなの」ってなるけど、そのあとだよねって。熊本と言っても色々広いから、先ほどおっしゃったように観光地もあれば被災地もあってっていう。今こそ解像度の高い丁寧な発信を皆さんと協力しながら進めたいなっていう思いです。最後に、先ほど村上さんの10年前との変化というか思いを伺ったんですけど、佐藤さんご自身は10年前必死に立ち上げたBRIDGE KUMAMOTO、ブルシード、もう大変だったと思いますけど、その経験、あの頃と10年経っての今の向き合い方、気持ち、変わらない点、変わった点、アップデートした点、ちょっと比べてみるとどうですか。

佐藤かつあき: まだちょっとちゃんと振り返れてはいないんですけど、2016年の時はやっぱりもうなんかガムシャラというか、なんかやらなきゃいけない。まあみんなそうでしたけど、みんなその仕事も何にもかも全部吹っ飛んでしまったので、ある種暇だったっていうか。そういう意味での、やっぱり何かしなきゃいけないっていう思いから、仲間と立ち上げて、もうやれることは全部やろうっていうので色んなことやってきたんですよ。で、やっぱりたくさんの失敗もしたり、色んな方にご迷惑もおかけしたかなと思っているんですけど。それを経て、西日本豪雨であるとか他の被災地域のお手伝いに活かさせてもらったりだとか、人吉の豪雨も経験して、やっぱりちょっとずつこうやれることが増えてきたし、やらないこともわかるようになってきたというか。自分たちに合ってないこととかもやっぱりわかってきたので、そういう意味ではやっぱり全然違うかなと。あとまあその10年間で得たその信用というか、自分で言うなって話ですけど、信用いただいたり連携先とかも含めて、色んな方から堀潤さんも含め色んな方からこうお声掛けいただけるので、これはすごい違う点ですよね。だから僕自身はあんまり変わっていないかもしれないですけど、周りがどんどん変わってくれて助けていただいているっていうところが本当にありがたいです。

堀潤: 今の連携先っていうところで言うと、現状、今の2026年版BRIDGE KUMAMOTO、連携先どんな広がりが出てきてましたか?

佐藤かつあき: それこそ法人さんが増えてきたっていうのが本当に嬉しいなという。まあこれどこまで言っていいかわかんないんですけど、今日さっきプレスリリース出したんですけど、岐阜県から岐阜の方にある十六銀行さんのフィナンシャルグループみたいな子会社のまちづくり会社さんから、もう岐阜でクラウドファンディング立ち上げて熊本地震の寄付金集めてるんですけど、受け皿になっていただけませんかみたいな。お問い合わせをいただいて、村上の方で対応して、もうぜひじゃあBRIDGE KUMAMOTO基金にお預けしますって言ってくださったりとか。あと電話で、それなりの会社さんから熊本素材を使ったものを作ってるから、それの売上の一部を寄付したいんだけどとか、そういう問い合わせをすごいいただくことになっていて。なんかそれがどんどん今までない動きだなという。やっぱり私たちもその「ものづくり」っていうところを通して、一緒にに関わってくださる企業さんにとってもプラスになるって言い方おかしいかもしれないですけど、ちゃんと売上として売り上がって企業さんとしても丸、で社会的にも丸っていうような部分をデザインとかものづくりを通して行ってきたので、そこを見てくださってる、調べてここがヒットしたんで一緒にこういうことやりたいですっていうご提案も、もう既に先の話ではあるんですけどいただいたりとかもしてます。本当にすごい連携が。これからどんどんそういうのも発信していこうと思うので、やっぱりその色んな企業さんが支援したいって思ってくださっていると思うんで、こことなんかやりたいなって思ってもらえるような団体になりたいなと思うし、発信もしていきたいなと思っています。

堀潤: それは一番10年間の皆さんがやはりこう続けてきた大きな資産ですよね、本当によくね、続けてきましたね。

佐藤かつあき: いやだから本当これはマジで堀潤さんが一番にJ-WAVEラジオ出してくださって、あれがどんだけ勇気づけられたかですよ。「あ、喋っていいんだ」っていう、そのメディアに届けてもらえるんだっていう自信に繋がったっていうか、あの一歩はデカかったですね。

堀潤: いやいや、ちょっと励みになります、頑張ります。最後に、これからその第2弾、第3弾の助成の申請受付、審査、承認もあると思うので、まだまだ基金も集めてますよね。

村上直子: 本当にですね、もうすぐに私たちBRIDGE KUMAMOTO基金のことを見つけてくださったりとかお声掛けくださって、もう既にたくさんの多額のご寄付を頂戴しております。やはり今回ですね、特にこれまで以上に長期戦になるというところ、私たちも覚悟してます。で、今は暑いのでクーラーとかそういうものが欲しいんですけど現場は。でもこれからまた冬を迎えるとコタツであったりとかホットカーペットとか、そういうものも必要になってきますし。やはりこれはずっと言っていることなんですけど、地域が地域の中で少しでも自分たちで解決できるような力とかノウハウとかも貯めていかなければならないので。今は特に県外の団体さんにもたくさんお手伝いいただいたりとかしてるんですけど、私たち自身もやはり強くなっていって、それを横展開できるような情報発信も含めてみんなで「熊本はこうやってきたよ」っていうものが届けられるようにもなっていきたいと思ってます。なのでまだまだご寄付ですね、Yahoo!ネット募金さんを通じてもたくさん集めさせていただいておりますので、私たちのこれからの活動報告とかもぜひ見ていただきたいですし、興味関心を持って心を寄せていただけたらすごく嬉しいなと思ってます。

佐藤かつあき: 本当に感謝しかなくてですね、色んな方が本当に温かいメッセージと共に寄付をしていただいていて。これをどんどん広げていきたいなと思いますし、その大きな力になればさらに僕らの方で八代、石川、色んな災害被災地域で活動する団体なり他の事業者なりに託すことが、託して地域に役立てていただくことができるので。本当に細かく発信していきたいと思ってますので、今後ともぜひご支援よろしくお願いいたします。

堀潤: ありがとうございました。

概要(動画説明欄より)

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