この動画の要点
- 熊本県八代市の日奈久温泉にある「松の湯」が、地震により甚大な被害を受けました。浴場の壁が崩落し、窓ガラスが割れたほか、温泉の湯が止まってしまい営業できない状態が続いています。
- 10年前の熊本地震からの復興を遂げたばかりでしたが、今回の地震はそれ以上の被害であり、女将さんは「復旧の目処が立たない」と苦渋の決断を迫られています。
- 日奈久温泉は家庭に風呂がない家も多い温泉街であり、公衆浴場は地元の高齢者にとって大切な憩いの場となっています。
- 女将さんは、自身にとっても「宝物であり生きがい」であるこの場所を守るため、水や人手(大工さんなど)の支援を待ちながら、再建への強い意志を見せています。
全文書き起こし
堀潤: 八代市内の日奈久温泉郷に来ています。各温泉宿が被害を受けています。実際にお湯が出ないと営業ができないと、お客さんからの問い合わせに追われている店主の方もいます。今、現場はどういう状況なのか、そしてこれからどういう支援が必要なのか、お話を伺います。
近所の人: 20年、うちの娘が風呂入りいかんまた大変ね。
堀潤: 大変ですよね。
女将: お風呂場が壊れてしまって。
堀潤: 女将さん、すみません。東京から取材に来てます堀と申します。いいですか?
女将: お風呂が皆さんが入られる……暗いですけど。もう、こっちが全部。
堀潤: うわあ、そうか。
(電話が鳴る)
女将: はい、松の湯です。あ、はいそうです。あ、しばらくですね、ちょっとお風呂場が壊れてしまって、温泉も水も出ないんですよね。はい。はい、すみません。はい、もうちょっと、あの目処が、復旧の目処が立たないです。はい、すみません。はい、はい、ありがとうございます。はい、失礼します。
女将: もう中が壊れてしまって。中が壊れてしまっているのでしばらく営業できない。
近所の人(自転車): こんにちは。
堀潤: いつもいらっしゃるんですか。
女将: もうちょっと、あの、中が壊れてしまって、温泉も出ないのでわかんない、すみません。
女将: もう電話がひっきりなしにかかってくるんですけど、ちょっと今、留守番電話にしてます。
堀潤(ナレーション): こちらの温泉旅館さんですが、お風呂がご覧のように破壊されてしまって、お湯も出ないということです。壁が崩れ落ち、窓ガラスが割れてしまい、そしてお湯が枯れているという状況です。なんとか復旧してほしい。
堀潤: 女将さん、大変なことに。
女将: はい、もうびっくりしました。10年前にやっと、やっと何とかみんな頑張って復興してきたところだったんで、まさかこんな、10年前の時よりもちょっとひどかったので、はい、もうびっくりしました。もうお客様がお風呂に入れないということで、皆さんお問い合わせは多いんですけど、もう全然お湯が止まってしまってですね。
堀潤: そうですよね。早く復旧してお風呂に入れるようにしないと。怖かったですね、すごい揺れだったんじゃないですか。
女将: すごい揺れです。ちょうどその日が定休日だったので、お風呂のお客さんがいらっしゃらなかったから、よっぽどですね、そういうお怪我とかもなくてよかったかなとは思ってるんですけど。
堀潤: そういう意味で言うと、これから状況を知らせて、必要な対応、復旧、支援が必要だと思うんですけど、今、何をやはり知ってほしい、伝えたいですか。
女将: 今一番欲しいのはお水ですよね。それから、またこういう大工さんたちも、結構今忙しいと思うんですよ。なかなかですね、来れるかどうか。それを待って。人ですよね。そして水ですよね。
堀潤: 女将さんで何代目という。
女将: 3代目です。
堀潤: この日奈久温泉はどういういわれの温泉で、何が一番の魅力として。
女将: 泉質はすごく良くて。だいぶ寂しくはなってきたんですけど、みんな一生懸命頑張って、何とか盛り上げようとしてたところだったんで。地元の客さんがですね、来られるのが、お風呂が昔から温泉街なので、家庭にお風呂がないんですよね。入れないんですよね、こういう公衆浴場がないと。
堀潤: だから先ほどのお父さんみたいに、ふらっと開いてるかなって。今一番何を伝えたいですか。
女将: まだ余震がずっと続いてるので、ちょっと早くですね、もう余震が収まって、皆さんにお手伝いしてもらいながら、復旧していくっていうのが一番かな。
堀潤: 10年前の熊本地震の時には、ずっと南阿蘇の地獄温泉の取材をしていて、そこの清風荘さんというお宿が、地震だけでなくその後の土石流災害で完全にやられたんです。3兄弟でやってたんですけど、絶対に諦めないって言って今も復活してやってらっしゃるんで、絶対大丈夫です。やめなければ絶対大丈夫です。
女将: 本当ですね。やめなければ絶対丈夫ですよね。そうですよね。皆さん喜ばれるんで、お風呂入ったら気持ちいいって言って、ストレス解消とか。そして人との出会いがお年寄りはいいじゃないですか。それが憩いの場になってるんで、絶対こう続けたいとは思うんですけど。私にとっても宝物みたいなもんで生きがいなので、負けないように。
堀潤: なんとか盛り上げていきましょう。
女将: ありがとうございます。ぜひ。
概要(動画説明欄より)
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