この動画の要点
- 創業105年、3代続く熊本県八代市の「片山蒲鉾店」が被災し、製造が停止している現状を店主が語りました。
- 工場内の機械は倒壊を免れたものの、断水の影響で製造再開の目処が立たず、水の復旧を待つ厳しい状況が続いています。
- 冷蔵庫の電気は復旧しており、被災前に製造した在庫はあるものの、物流の混乱により全国への発送が困難になっています。
- 店主は8月の盆休み前の製造再開を目指しており、地域の伝統の味を守るために復旧作業を続けています。
全文書き起こし
堀: 状況はどうですか、今は。
片山: 中がぐちゃぐちゃで、ちょっと厳しい状況です。今は水が止まっているので、製造がとりあえずできない状態です。製造ができる状態になって、あとは機械が正常に動くか。順番にやっていくしかないですね。実際にラインに乗せてみないと分からないもんですから。まずは水の復旧を待って、それから製造できるものとできないものがあるから、徐々にしていこうかなと。それまでは店の中を、こちらでできるところは片付けようかなと思っています。
堀: 片山さんで何代目くらいですか。
片山: 私は3代目です。おじいちゃんからです。
堀: じゃあもう100年近く。
片山: そうです。105年。大正10年なので。
片山: 若干片付けてはいるんですけど、生活用品もこちらに持ってきたりして。直後は結構倒れたりもしたんですけど、機械自体は倒れていなかった。よかったです。ただ、つなぎのタイミングがあるんですよ。これを動かしてみないと分からない。パイプがそれぞれちょっと歪んでいたりしてもいけないし。形としてはそのまま生きております。これがちくわを作る機械です。
堀: ここは最終工程ですか。
片山: ここが最初です。ここで形を作って、パイプもここから来て、そこから釜の方に入って焼くという。一番表側が抜けるところです。スムーズにずっと流れていく、これをきちんと確保しなければいけない。ここで巻いても、あそこでずれる可能性もあるし。バッチ式で作ってあるから、上手に繋げるタイミングを計ってあるんです。故障したら自分たちでは無理です。ここを触ったら向こうがずれるとか、全体的に調整するから、少しずつずらしたりして。向こうで綺麗に乗らない時にずらしたりするから、別のところでずれたりする可能性があるもんですから。
堀: 冷蔵庫が生きていてよかったです。
片山: 水は出ないけれど、電気が来ている。よかったです。これが日奈久ちくわのデザインが入ったやつです。これがうちの主力なので。まだこれは期限的には出せるんですけど、さすがにあと何日かしたら、お客さんに渡せる期限が短くなるもんですから。
堀: 在庫分はもう行き先は決まっているんですか。
片山: いえ、行き先はないです。作った後だったので。お店とかで売るように作ってあるから。仕入れたいという人が早めに連絡をくれれば出せるんですけど、反対に限度もあるもんですから。火曜日に作ってすぐ地震(豪雨災害)だったので、そんなにいっぱい作ってはいないんですよ。もしあれだったら問い合わせていただいて。あとはクロネコ(ヤマト運輸)が動くかどうか。それが今は状況があるもんですから。お店だったら当然、完全には開けていないんですけど、連絡いただければ対応できます。
片山: 目安としては、8月の盆前くらいに製造ができればなと思っています。今作っているのは真空パックして使えるんですけど、期限があるから、ちくわとかは後半は売れないもんですから。それはもうしょうがなかったですけど。そのあとお店が営業してお客さんが来られる時に、製造ができれば。商品がないとお客さんに来てもらっても「ありません」と言うしかないもんですから。10日の週に作れればなと思っています。まずは水が出ないと、うちはどうにもならんもんですから。ペットボトルでは作れんもんですからね。
堀: 最後に、片山さんのところのちくわの売りとメッセージをお願いします。
片山: ちくわんはキャラクターなんですけど、うちとしては主に八代海のハモやグチをミックスして作っているちくわで、食感を楽しんでいただければなと思っております。ありがとうございます。
概要(動画説明欄より)
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