2017年7月。
10回目の沖縄旅行で初めて「沖縄戦」を知ることができる場所に足を運びました。
平和祈念公園では、七夕まつりが開催されており、それぞれの心の中にある
「平和」への想いが書かれていました。
沖縄にとっての「平和」とはなんだろう。旅行の間、ずっと考えることに。
旅行の最中、北朝鮮ミサイル発射のニュースがラジオから流れてきました。
ミサイル発射のニュースに慣れてしまった自分、日常の中にこうしたニュースが
当たり前のように流れてくる。なんだかおかしい…気持ちがざわつきました。
沖縄戦、最初の激戦地のひとつ「嘉数台」
今は緑豊かな公園ですが、公園の一角には米軍の砲弾後が生々しく残る民家の壁が。
展望台から見た光景は「沖縄と基地のリアル」でした。基地を取り囲むように密集した
住宅地や学校。「こんなにも近いのか」と本当に驚きました。
米軍上陸直後から接収され、今に至る普天間基地。
基地の問題を沖縄だけのことにしていいの?と想いがよぎります。
青く透明な海、どこまで広がる青空、美しい花を眺めていると、沖縄戦を生き抜いた
人たちの目にはどのように映ったのか。
「平和」ってなんだろう、「平和」の対義語とはなんだろうと考え続ける機会を
得た旅になりました。