民間の“つながり”から生まれた新しい支援のカタチ。
2011年に起きた東日本大震災の時に熊本の民間から約40名の有志たちが集結し、東日本大震災・熊本支援チームが立ち上がり、約200名のボランティアの協力のもと、4日間でおよそ20tの支援物資を集めて東北の被災地へ届けたり、様々な支援活動が行われました。
その後も毎年3月11日の慰霊祭の時には竹あかりを提供するなど、支援活動を続けてきましたが、昨年、今度は熊本で地震が発災。
4月14日、16日と最大震度7を2回記録する直下型の地震は、熊本県内及び周辺地域に甚大な被害を及ぼしました。
東日本大震災・熊本支援チームの若手代表だった熊本の三城賢士(ミシロ ケンシ)さん、池田親生(イケダ チカオ)さんは、熊本地震発災の直後から、同チームで活動してきた仲間や地元の友人親交のある大学生たちを集めて、東日本大震災の時の経験を元に支援活動をスタート。
わかりやすく、そしてよりスムーズに支援活動を行うために、チーム名を「熊本地震・熊本支援チーム」に変更して、メンバーの多くも被災者でありながら独自の支援物資の収集や集積、配送、配布活動を行ってきました。
また、三城さんと池田さんは支援活動の長期化を見据え、
昨年の5月には、新たに地元の大学生を主体とした支援チーム
『一般社団法人 チーム熊本』を発足。
母校の大学にボランティアビレッジを開設、運営しながら、より早い復興の為に幅広い支援活動を行ってきました。
現在はそのチームの中から様々なプロジェクトが発足し、それぞれがチームとなり活動しています。しかしながら何かあった時はすぐにそのチーム達は集結し、力を合わせらるような輪になります。
それは行政が描くようなライン状の繋がりではなく、それぞれが意思を持って作られたチームが繋がりできる輪となり、
行政ではなかなか行き届かないようなところで、とても大きな力となっています。
その支援活動チームの活動の一年間の記録が今回一冊の冊子となりました。
民間の「つながり」から「チーム」が生まれ、大きな力となった事例を紹介する事で、今後起こり得る災害への対策に、そして地域の防災力や賑わいを高める一助になることを願ってこの冊子は生まれました。
こちらの冊子は現在ネットにて買うことができます。
また、こちらの冊子の売上げも熊本地震の復興の為の支援活動費に使われます。
現在は、また九州で豪雨による甚大な水害が起きており本当に胸が痛むばかりです。
ボランティアさんもまだまだ必要だと伺っています。
チームのメンバーはこちらでも活躍しています。
私たちに出来ることは限られてしまいますが、
今は、大きな自然災害がどこで起きても不思議ではない状態です。
いつ自分が当事者に、または身内や友人、仲間たちがそれに巻き込まれるかわかりません。
その時、私たちはまず何が出来るのでしょうか?
災害はいつでもあるわけではありません。
また時間が経てば記憶から薄れてしまったりします。
だからこそ、一度現地に行って見たり、経験した人たちの話を聞いたり、記録を読んだりすることが大事だと思います。
そこから共有して、役立つことがない方がいいですが、その時に備えることが必要だと思います。
なかなか簡単には現地に行くことは出来ないですが、この冊子ならすぐにでも買うことが出来ます。
ぜひ、皆さんも一度手にとってみて貰えたら。
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【TEAM 平成28年熊本地震・支援活動記録】
購入はこちらから出来ます。
(5冊以上からは送料無料になっています。)
熊本支援チーム
https://kumamototeam.official.ec/items/7162731