6月11日に実施されたフランス国民議会選挙第1回投票は、5月に選出されたエマニュエル=マクロン大統領率いる中道派新党「共和国前進(LREM)」が歴史的な大勝をする見込みとなった。第2回投票は6月18日に実施されるが、世論調査機関の出口調査による予測では、LREMは32.3%以上の得票を得て、全577議席中415~455議席を得るという数字が出ている。
オランド政権で与党だった社会党は現有の331議席を大きく失い、20議席から30議席になる見込みで、歴史的大敗となる。
サルコジ政権で与党だった共和党は現有の229議席を失い、70議席から110議席となる見込みだ。
今年の大統領選挙で決選投票まで進んだマリーヌ=ルペン党首率いる極右「国民戦線」は勢いを失い、1議席から5議席程度しか獲得できない見込みだ。
ジャンリュック=メランション党首が率いる急進左派新党「服従しないフランス」は8議席から18議席獲得する見込みだ。
*映像はメランション「服従しないフランス」党首の第一回投票日の演説