2017/05/30 社会
経団連が解禁で問われる「インターンシップは誰のもの?」

「インターンシップは誰のもの?」

経団連は2017年4月に1Dayインターンシップ解禁を正式に決定しました。
そもそもインターンシップとは「学生が在学中に自らの専攻、将来 のキャリアに関連した就業体験を行うこと」と文科省は定義しており、経団連もそれに倣ってきました。

しかし、2014年に就職活動解禁時期が3年生の12月から4年生の8月に変更になり、翌年には6月にさらに変更に。このことが、インターンシップにも大きく影響し始めてきます。企業の採用活動における広報期間が短縮される結果となり、少しでも多くの学生とコンタクトを取りたい企業側の思惑もあり1Dayインターンシップが増加。また、「広報解禁前に説明会開催は慎むように」との文科省・経団連の指針のため「1Dayインターンシップ」は曖昧ながらも広報活動ではないとされてきました。

大学でインターンシップや就活支援をする立場とすれば、どう考え利用するのかを学生自身が決めればいいものと思いますが、現実は大人側の都合で決定してます。今回、インタビューした企業の人事担当者の皆さんの本音からは「度重なる変更で学生を振り回しているのは誰なのか?」という思いが伝わってきました。
インターンシップは6月1日から応募が開始、実施のピークは8月〜9月です。
※日本の企業は約42万社、うち経団連加盟企業は約1,500社です。

プロデュース :猪野由美子
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