「#たばこ煙害死なくそう」のハッシュタグで、建物内禁煙の実現を目指すキャンペーンが始まった。5月24日に行われた厚生労働省での記者会見の模様をお届けする。
会見で説明を行ったのは、渋谷 健司・東京大学 教授、中室 牧子・慶應義塾大学 准教授、録画で自らの意見を述べたのはイチロー カワチ・ハーバード公衆衛生大学院 教授。
その他の主な発起人には、アスリートから著名文化人まで100名以上が名を連ねる。
小林りん (ISAK 代表)、為末大 (元ハードル日本代表)、横倉 義武 (日本医師会 会長)、 黒川 清(医療政策機構代表理事)、天野 慎介 (全国がん患者団体連合会 理事長)、
宋 美玄(産婦人科医)、駒崎 弘樹(NPO 法人フローレンス代表)、乙武 洋匡 (作家)、 向井 亜紀 (タレント)、辰巳 琢郎 (俳優)
発起人は下記のようにメッセージを発表した。
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受動喫煙の防止策を盛り込んだ法案のとりまとめが難航しています。飲食店や職場などでの 禁煙を厳しく求める厚生労働省案に対して、与党内からは、もっと緩やかに、例外を設けて、 という意見が出されています。
しかし、私たちは、世界で当たり前の「建物内禁煙」の実現を強く望みます。なぜなら、 「建物内禁煙」によって、「分煙」では防げない「煙害死」を無くすことができるからです。
100名を越える私たち発起人は、職種や年齢も違いますが、受動喫煙による健康被害を確 実に無くすために厚生労働省案を支持し、世界で取り組まれている「建物内禁煙」の実現を めざします。たばこの「煙害死」を無くすために、今、あなたの力を貸してください。
たばこ煙害死なくそう – nomoresmoke2017 ページ!
https://www.nomoresmoke2017.com/
撮影・投稿
講談社現代ビジネス 足立敬