一昨年、2015年2月に老朽化などを理由に閉館した、東京・青山こどもの城の存続を願って、母親らが一度は諦めかけていた署名活動を昨年秋から再開している。
小池都知事の誕生で、こどもの城の跡地を利用した広尾病院の移転が白紙になる方針が打ち出されたからだ。
これらの施設の存続を願う有志の会によると、
こどもの城は、▼首都圏唯一の大型児童館として、多くの子供、保護者が利用している(劇場来場者も合わせると2012年度は84万人以上が利用) ▼2012年度児童館部分の活動エリアには41万人以上の来場がある ▼利用者は近年増加傾向にあった ▼子どもたちが楽しみながら主体的に参加できる多彩なプログラムを展開、成長に大きな役割を果たしている ▼保育施設は家族の子育ての一助となっている ▼発達障害児やダウン症児のケアを充実させた小児保健部 ▼アートと触れ合えるアトリウム2階ギャラリー ▼アニメを始めスポーツ、乗り物、動物など映像作品22,000以上を収蔵するビデオライブラリー
など、利用者にとって、ここにしかない重要な機能、役割を担っていた、と説明している。
母親らは街頭での署名活動の他、ネットを使った電子署名集めも続けている。
都議会議員選挙の争点の一つに掲げて欲しいという声も聞かれた。