2017年2月25日 福島県双葉郡広野町にある『ラーメンひろば』さんにて
広野町では第2回目の朝カフェの会が行われました。
『朝カフェの会』は現在北海道から九州まで全国各地だけでなく、
ドイツやアメリカなど海外でも開催されている誰でも自由に参加できる
朝のゆる〜い歓談の場です。
震災前は広野町で暮らしていた主催の青木さんは、震災後広野町から会津に
避難して、間も無く6年。偶然会津で出会った朝カフェの会を是非地元の
広野町でも開催したいと昨年の11月に第一回目を開催しました。
集めることではなく、自然と人が集まる事を目的として、まずは一人でも
やろうと昨年の春にオープンした『ひろのテラス』で行った第1回目は17名
もの人が集まり、2回目になる今回は同級生の経営するラーメン店で開催し、
現在住んでいる会津の喜多方で有名な朝ラーの文化を取り入れて、みんなで
朝からラーメンを食べる朝カフェの会を開催。地元の方をはじめ、震災前に
双葉郡から神奈川県に移住している方なども集まり15名もの人が参加しました。
『ラーメンひろば』のオーナー金澤さんによると震災前は隣町の楢葉町で経営されていたそうですが、原発事故の影響で楢葉町が一時避難区域になり、立ち入り制限がされてしまった為、営業ができなくなってしまいましたが、なんとか周りの人たちの協力を得て2012年9月に地元広野町で再開されたそうです。
ラーメンひろばは広野町役場のすぐ近くにあり、普段はお昼からの営業ですが、この日は特別に朝からお店を開けてもらったとの事です。
朝カフェの会の特徴は誰でも自由に参加でき、いつでも、どこでも、誰でも
自由に開催も出来る事。開催中は途中参加や途中退席も自由。
参加費や登録制などもなく、かかるのは自分の飲食代のみ。
参加ルールはたった一つ。『ひとの嫌がる事をしない』こと。
広野町民だけでなく、朝カフェの青いプレートを見たら誰でも気軽に参加
できるような会にしていきたいと青木さんは言います。
ソーシャルメディアでの交流が深まる中、電気が止まってネットが繋がらなくても
リアルな繋がりを作っておけば、助け合う事ができる。年代、性別、国籍、肩書き
インターネットをする人も、しない人も関係なく、直接交流することでいろいろな
情報交換ができる。そんな社会を作ることが朝カフェの会の目指している所だそうです。
昼や夜はみんなで食べることがあっても、朝ごはんをみんなで食べることは
なかなか無いですが、朝のひと時を食事や珈琲など飲みながら、みんなで一緒に
過ごすことで、その日1日を楽しくハッピーに過ごせるかもしれません。
是非一度、皆さんもお近くの朝カフェの会に参加してみてはいかがでしょうか?
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ひろのまち朝カフェの会 https://www.facebook.com/hirono.asacafe
朝カフェの会 https://www.asacafenokai.com
ラーメンひろば 双葉郡広野町下北迫苗代替 57-13
( 営業時間 11’00 〜 14’30 日曜定休 )
【取材協力 】 いわき経済新聞 https://iwaki.keizai.biz