今年春、宮城県仙台市に日本政府から認証を受けたインターナショナルスクール「ホライゾン学園仙台小学校」が開校した。
学校法人のアルスラン・ムスタファ理事長は「震災や原発事故直後、多くの外国人が東北から退いたが、私たちはここで未来をささえる子供達の支援に力を入れると決意した」と語り、東北からグローバル人材の育成を目指すと挨拶。また、アルク バリッシュ校長は「日本程、平和で安全な国はない。日本人が世界で活躍することで世界に安定と平和をもたらしてくれたらと思います。そうした人材を育てます」と、学校設立の目的を強調した。
トルコを始め中東では民主化運動が拡大するきっかけになったアラブの春以降特に混乱が続く。多様性が危機に瀕しているとも。
そうした中、開校式に参加したNPO法人日本トルコ文化交流会のセルカン・チャーラルさんは「あらゆる文化に触れて育った子供たちが将来世界に友好的で平和な関係をもたらしてくれると信じています。私たちにできるのはそうした子供達の教育の環境整備です」と笑顔で語った。
ホライゾン学園仙台小は県内5番目の私立小。授業を英語で行うイマージョン・プログラムを東北で初めて導入している。