文化の日である11月3日、東京・新宿で転職サービスを行うインテリジェンスDODA主催のソーシャルキャリアフォーラム2016が開かれ、600名ほどからの応募があり、当日は約350名が会場を埋め尽くした。
前半のパネルディスカッション①では、長年ソーシャルビジネスに携わる、一般財団法人ジャパンギビング代表理事・佐藤大吾氏、一般社団法人RCF代表理事・藤沢烈氏、NPO法人クロスフィールズ代表理事・小沼大地氏が登壇。ソーシャルビジネスと株式会社の違いなどの基本的な知識を始め、社会の中でのソーシャルビジネスへの期待の膨らみなどについて話し、参加者はメモを取るなどして熱心に耳を傾けた。
参加したソーシャルビジネスを行う各団体による、活動紹介のプレゼンから始まったイベント後半。プレゼン後のマッチング&ネットワーキングタイムでは、興味関心の湧いた団体、自分の経験が活かせられそうな団体を、2団体、3団体と、参加者が熱心に各団体のブースを巡り、質問をしている姿も見られた。
主催したDODA以外の人材関連会社の方も訪れ、「これは僕たちもやらなければ」と意気込んで帰ったというほど、ソーシャルビジネス界の盛り上がりを感じさせた今年のキャリアフォーラム。イベントの司会進行を勤めた認定NPO法人Teach For Japan代表理事の松田悠介氏は、「切磋琢磨できる環境を作ることのできる土台になったんじゃないかな、ソーシャルビジネス転職・プロボノ元年になったんじゃないかな」と満足げな表情を見せた。