熊本地震から5か月が経とうとしている。こうして記事を書いている8月31日午後7時46分頃にも熊本県熊本地方で最大震度5弱を記録する地震があり、被災地ではまだまだ余震に警戒しながら落ち着かない日々を過ごしている。
震度7の強い揺れを2回観測し4700棟以上の住宅が全壊・半壊、今もなお多くの方が仮設住宅での避難生活を強いられている熊本県益城町を取材した。築数十年の古い木造住宅が多く、重い瓦屋根が柱をへし折って二階部分が一階部分を押しつぶすように崩れていたり、地面が隆起して床が押し上げられるような形で損壊している住宅が目立った。だが3か月前に訪れた時より少しずつ更地が増え、解体作業が進んでいる印象も受けた。
1日でも早く、被災地の方に“日常”が取り戻されることを祈るばかりである。