熊本県西原村はあまり報道されませんが、破滅的な被害に遭っています。山奥にある地区、29世帯90名ほどが生活している古閑地区は活断層及び急斜面危険区域に指定されていることから、集団移転の話が起きています。まだ行政からは何も話がありませんが、報道などが情報を先走りし流したため、住民は困惑しているとのこと。ゴールデンウィークまではボランティア数もかなり数来ていただいたが、現在は住民達自ら、瓦礫処理、屋根へのブルーシート貼りをしている状況。物資は最寄りの避難所体育館へ行けば貰えるので、自分達で貰いに行き、高齢者へ配っている現状。このような地区は他にも沢山あります。もっと行政だけではなく国が目を向けて動いてもらいたい。(古閑地区長:志賀氏より)
追記)5月31日、西原村は「集団移転を検討へ」と報じた朝日新聞の報道は誤報だとして抗議し訂正を求めたことを明らかにしている。http://www.vill.nishihara.kumamoto.jp/emergency/2016053103.html
以下引用
朝日新聞(平成28年5月30日)に掲載された「西原村、集団移転提案へ」という記事について、村民の皆様をはじめ、多くの方々からのお問合せに困惑しています。
本村が集団移転を提案したという事実は全くありません。7地区150世帯の対象も設けていません。6月1日に住民説明会という記事も、村主催の住民説明会ではなく、風当地区の区長様より「集団移転とはどのようなことなのか地区住民に説明をしてほしい」という要望により、行われるものです。
昨日西原村は、朝日新聞に対して厳しく抗議し、訂正記事の掲載を要請しました。
平成28年5月31日
西原村役場