国民の二人に一人が罹ると言われるがん。一方で、がん検診受信率の向上や医療の進歩は目覚ましく、10年生存率は全部位で約6割弱との統計もある。
が、がんは死因第1位の病気でもある。
それ故、がんサバイバーが治療や社会生活を営む上で抱える様々な心の不安や悩み、ストレスは計り知れない。
我が国では、『がん対策推進基本計画』に則り、「がん患者を含む国民が、がんを知り、がんと向き合い、がんに負けることのない社会の実現」を提唱しているが、一般的には、がんは、稀な病気、不治の病いである、とのイメージがいまだに根強く、がんに対する偏見もなくはない。
しかし、がんサバイバーである動画製作者自身の治療現場や、がん体験者のそれぞれの姿を映し出すことで、現代の日本では、がんは必ずしも命に関わる病気ではなくなったこと、そして、みんなががんと共生し充実した社会を構築していく時代に入ったことを、多くの方々に知っていただきたい、という願いをこめて制作しました。
最後に、今日私があるのは、家族のみならず、多くの方々にサポートをいただいたからです。
感謝の気持ちでいっぱいです。
また、毎日女性会議での3名の講師の方々にも御礼申し上げます。
皆さん、本当にありがとうございます。2016年3月27日