安全保障関連法に反対する高校生グループ「T-nsSOWL」(ティーンズソウル)が呼びかけた一斉デモが2月21日、仙台、東京、大阪など各地で行われた。デモの模様は朝日新聞、毎日新聞、東京新聞が一面で報じるほど反響があった。
渋谷や原宿の繁華街を通ったデモでは、参加者が約一時間半にわたり行進した。主催者発表では参加者は5000名。山口二郎・法政大教授が先頭を高校生と共に歩いた。
テンポの速い音楽にあわせ「憲法護れ」「戦争反対」「集団的自衛権はいらない」「野党は共闘」「戦争反対」「戦争したがる総理はいらない」などのコールが行われた。
高校二年生のあいねさんは先導車の上から訴えた。
「文部科学省が高校生の政治参加届け出制を容認したりとかをしましたが、私はそれも云いたいです。高校生だって、私たちだって主権者です。主権者は国民であると憲法にもきちんと書かれています。」
「私たちも選挙に行きます。なぜなら私たちは主権者だからです。私たちは政治について考え、学び、日々友達と話し、その小さな一つずつの津耳重ねがこの国の民主主義を作り続けていくんだと私は思います」
山口教授は次のように訴えた。
「こんな日本を創ってしまったのには、私にも責任がある。今日は一緒に歩いてくれて平和と民主主義について訴えてくれて有り難うございます。今年は参議院選挙があります。18歳以上が投票行けるようになりました。いまの安倍政権の本質は何か。いまこの瞬間のことしか考えない。五年先・十年先のことは考えていない」
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