2016/01/07 国際
進まぬ復興「ネパール」

ネパール大震災から半年:シンドゥパルチョウク「マジガウン」

4月25日の震災から半年。被害の大きかったシンドゥパルチョウクの中でも特に
「マジ」と呼ばれる社会的地位の低い人々(先住民族)が暮らす村は壊滅的な被害を受けた。
10月21日この日訪れた村ではタイに住む「ネパール人」の経済団体(NRNA)が自分たちで支援している現在建設中の仮設住宅を視察に訪れていた。

代表の一人はミャンマーで生まれたネ系⒋世だという。ネパールの歴史の中で第二次世界大戦中多くのネパール人が英国軍人としてミャンマーで戦い彼らの子孫が今もなお近隣のタイなどで暮らしている。

彼らがこの地を支援対象に選ぶまでには広範囲、長期間にわたるリサーチがあった。
この近くには「バフン」と呼ばれる高カーストの人々が暮らす村もあり、そこも同様にほぼ全ての家屋が倒壊している。彼らはその村にも聞き取りをしたが村人は一様に「我々よりもマジの人々が支援を必要としている」とこの村を推薦したという。

これからこの団体は住宅建設にとどまらず、医療、教育など全ての分野においてこの村をサポートし、この村をネパール各地にある「マジ」のような社会的にも経済的にも厳しい立場に置かれた人々の村のモデルケースにしたいと語った。

彼は言う「震災後、生まれて初めてネパールを訪れました。私にとってここはFather Land、ネパールのために尽くしたい」と
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プロデュース :内藤純子
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