発明家のドクター・中松氏が11月30日、都内で記者会見を開き、
「体の方は予定通りあと一ヶ月で死ぬ。12月末に死ぬ予定になっている」
と宣言した。中松氏は一昨年、前立腺導管癌におかされていることを発表し、
「五本の指に入る医者から2年前、2年後に死ぬと言われた」
といい、今年末までの余命宣告を受けている。
中松氏は癌を完治する10の治療法を発明するとして、日々、取り組んでいる。現状について中松氏は
「食べた後、卒倒するとか、寝られないとか、呼吸困難とか、色々な症状がある」
と述べた上で、
「治療法の発明は思いつきではない。ちゃんと理論を組み立てて、モノを創って、実験する…という三段階がある。簡単じゃない、時間がかかる。紅白に出て歌って死んだ人はいない。紅白に出て歌ってバタッと死ぬというのは、最高の紅白になるのではないか。紅白の歴史に刻まれる。全米癌撲滅協会の会長を私はしていて、もし来年生きたならば、1月16日にアメリカで壮大な歓迎会をやるということになっている」
と述べ、紅白に出場して死ぬのが願望だと吐露した。
最後に中松氏は自分の境遇について
「この導管癌という絶対に治療法がない癌をいただいたことで天に感謝している。胃がんとか腸がんとかすぐ治るような癌だったら、私は怒りますよ。何故ならば、天は私を並の人間だと思っているからだ。治らない導管癌を与えてくれたことは、天の思し召しで、たいへんな難題を私に押しつけている。それをクリアする発明力が試されている。死にものぐるいで生命をかけた発明をするというチャンスを与えられ、いま私はそれをやっている最中だ。12月末に結論が出る。」
と解説した。
中松氏はドローンと踊る「ドローン・ダンス」を「世界で初めて」と銘打って披露するなど元気そのもので、とても余命1か月には見えなかった。
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