「小出裕章氏を”悲しいまでに戦士”と表したことがある。
小出氏はイコマレイコ氏にモデルになるように切望された時、
当惑しながら受け入れた。それは、一人の画家の魂に
同じ戦士の命懸けを見出したからに他ならない」
ウォン・ウィンツァン(ピアニスト・作曲家)
かつて、水俣病闘争において、石牟礼道子(詩人)と土本典昭(映画監督)の表現、それぞれの分野における芸術表現が、熾烈な公害闘争に大きな幅と希望と力を与えてくれたように、泥沼化している今の状況、反原発の運動の中でイコマレイコさんの弛みない一歩一歩が一筋の希望を見せてくれると思うのです。3.11以降ガラリと自身の人生を変えたイコマレイコさんが遠く関西の小出裕章さんの研究室に通い詰めて書き溜め綴った二千枚を超えるデッサンと言葉の累々は「編集」という作業の対象になり難いが、不思議の力のなすがままにこの時に一冊の「絵本」として現れた。そんな感じです。是非ともみなさん手に取ってください。
闘い続ける魂の原子核工学研究者、小出裕章氏を描いた奇跡の画集
イコマレイコが描き出す小出氏の孤高の魂
「Koide Blue」
2015年4月19日発行
著者 イコマレイコ
発行 玄冬舎メディアコンサルティング
http://www.amazon.co.jp/dp/4344972147/