がん罹患と復職経験のある4名の方に、復職の課題と工夫についてインタビューしました。
医療の進歩と共に、がんに罹患をしても、適切な治療がなされれば、治るケースやがんと共に生活し働くことが可能なケースが増えてきました。
しかしながら、治療後や治療をしながらの復職には、体力の低下や薬の副作用などによる困難を伴うこともあるほか、治療計画が確定されるまでに時間がかかるケースなどもあり、復職の仕方は一人一人異なると言えます。
また、がん告知後は、検査、治療、仕事、生活、治療費など、たくさんの意思決定をする場面に遭遇し、何から考えれば良いのかわからなくなるケースもあります。
経験者の話を通し、当事者はどのような考えを持てば良いのか、また企業や組織、家族や友人の方々には、当事者を支援をする際のヒントを得ていただけたらと思います。
がんは性別や年齢に関係なく、誰もが罹患のリスクを抱えており、当事者になる可能性があります。
多様な働き方が必要とされる昨今、がん罹患からの復職をテーマにして考えると、育児や介護などにおける多様な働き方にも応用ができるものと考えています。