2015年10月1日朝8時過ぎ、米海軍の原子力空母「ロナルド・レーガン」が横須賀を母港とするために、米海軍横須賀基地に入港しました。
港を見渡す安針台公園からの空母入港の様子と、視察中の「原子力空母の横須賀母港問題を考える市民の会」の呉東弁護士のお話、横須賀市民による米海軍横須賀基地正門前での抗議行動、横須賀中央駅前での街頭アピールをお伝えします。
原子力空母ロナルド・レーガンは、今まで横須賀を母港にしていた原子力空母ジョージ・ワシントンに代わり、横須賀を母港とする原子力空母。2011年の東日本大震災の際に「トモダチ作戦」として救援作業にあたった。その後、多くの乗組員が健康障害を起こし、高い放射線領域での作業が原因とし、「放射能が危険レベルにあったことを直ちに公表せずに被ばくした」として東京電力に対して賠償請求の提訴。現在、原告は250人を越える高額訴訟となっています。
また、福島第一原発と同程度の原子炉を積んでいることから、もしもの事故やテロが起きると、東京が避難地域になるほど首都圏に近いところに原発があるということになります。
しかし、軍事機密の壁により、トモダチ作戦の放射能被害も空母の原子炉情報も、公開されることはありません。