2015年9月9日から台風18号の影響により、局地的に関東各地で
激しい雨が降り続いています。
栃木県、茨城県ではすでに甚大な被害が出ています。
また、今後各地で長雨による土砂災害なども懸念されます。
私自身も以前、土砂災害の被害に遭った事があります。
2007年7月の三連休、台風4号によりこの時も激しく雨が降り続きました。
当時葉山の沿岸部に住んでいた私は、夜中、地震かと思って目が覚め
ただ何となく異変に気づき玄関を開けたら、裏山が土砂崩れを起こし、
目の前まで土砂が差し迫っていました。その時は暗くて状況がよくわからず、
あまりにも突然で事態をすぐに把握出来ずにいたのですが、
その後に来た警察官と消防隊の誘導により、最小限の荷物を持って
真夜中に町民会館へ避難をした経験があります。
当時、2階に住んでいた私は1階に下りる階段が土砂で埋まってしまった為、
真っ暗で雨が降る中、緊急で架けられた梯子を使って下に降りました。
その後しばらくは、家の電気や水道等が使えなかったので、
友人宅やホテルでの避難生活を強いられ、しばらく戻れない事もあり、
また怖さもあり、そのまま引越しをする事になりました。
今でも忘れられない経験です。
もともとこのエリアは大崩という地名も付いており、地盤が脆いという事を
後から知りました。本来であればその年から土砂災害防止の工事を予定していた
と言います。
しかし、残念ながらたまたまその前に被害が起きてしまいました。
その後、その周辺はしっかりと補強工事がされています。
地名とその場所との関係性は必ずしも一致するわけではないですが、
過去その土地がどうだったかを知っておくのも身を守る為の一つの
手段かと思います。
また日頃からハザードマップなどを確認し、各自、避難経路などを
調べておく事、そして家族等と話し合っておく事が大事だと思います。
土砂災害は雨があがった後も十分起こり得ます。
いつ自分自身が被災するかもわかりません。
是非、皆さんも今一度避難経路等のご確認をお願いします。
今回の台風により被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
またこれ以上大きな被害が出ない事を心より願っています。