2015/06/28 地域
原発事故こども・被災者支援法の日にあわせ、避難者が支援を求め渾身の訴え

6月27日、何の日だと思いますか?
正式名「東京電力原子力事故により被災した子どもをはじめとする住民等の生活を守り支えるための被災者の生活支援等に関する施策の推進に関する法律」が3年前に施行されました。

法律の内容は、下記リンクから見ることができます。
是非、一度お読み下さい。
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H24/H24HO048.html

先日、名古屋市内の駅前で、「原発事故こども・被災者支援法」を知ってもらうためのイベントが開かれました。
福島における現在の支援状況などをクイズ形式で、通行者に呼びかけたり、また、歌の披露や大道芸人によるマジックショーなどが行われ、多くの方が立ち止まっていました。中でも帰路に着くサラリーマンや若い世代が、真剣に避難者の訴えに耳を傾けていたのがとても印象的でした。

主催者の女性の訴えを、映像後半部分ノーカットで入れました。
おそらく、この部分がもっとも意見が分かれると思います。
そんなことはない、もっと違う、そういった批判的な意見もあるであろうことは承知の上で、あえてノーカットにしました。子供を持つ母親の訴えに少しでも耳を傾けてもらえたら幸いです。女性の訴えの中に出てくる「オレンジ色のパネル」には、法律によって守りますと国が言っていることとそれに対する現状が書かれていました。映像では分かりづらいので、以下に一部内容を記載しておきます。

 

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・避難者の皆さんには住宅の確保をします!
・避難者の皆さんが安心して戻れるように除染をします!
・避難者の就職口の支援を国として支えます!
・食べ物もちゃんと安心安全な物が食べれるようにします!

 

実際は?

 

・現在住宅の支援は災害救助法で支援されている。さらに2016年度で打ち切りも決定してしまった
・実際、国が支援法の中で除染しているのはごく一部でしかない
・家族も一緒の人もいるのに、短期雇用のみの支援
・全品検査もしていなくて、福島の子どもたちは地産地消の給食を食べているのに安心安全なのか?

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この映像をご覧になった後、皆様それぞれがいろんな思いを抱かれると思います。
ですが、皆様一人一人が、福島のことを考えるきっかけになればと願っています。

☆☆☆
撮影/編集:iPhone5S

プロデュース :erika takeda
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