今日12日、午後1時より東京日比谷にある日本記者クラブでかつて自民党で幹部をつとめた経験のある山崎拓氏、藤井裕久氏、武村正義氏、亀井静香氏らが会見を行い、安倍政権が進める「安保法制」に反対の声明を発表した。事前に参加が発表されていた古賀誠氏は欠席した。
「個別的自衛権で対応ができる」「国家の骨組みを変えるのであれば会見手続きを経て国民の判断を仰ぐべき」「アメリカからの圧力があったと考えられる」など各々の考え方を表明。その後質疑応答にうつった。
なぜ今、集団的自衛権なのか?公約にも掲げ安定した支持率がありながらも、憲法改正ではなく解釈改憲によって性急におし進めようとしている理由は何なのか?一体、誰が推進者なのか、率直に聞いた。
4人に向けてご存知な方がいたら教えて欲しいときくと、亀井氏、山崎氏、武村氏は互いに譲り合って、藤井裕久元財務大臣がマイクを握った。
「僕らもわからないんです」
そしてこう続けた。
「安倍さんはアメリカに行きましたが実は歓迎はされていないんです。独特の歴史観を持っていることをアメリカは許してはいませんから。しかしそれなりに「ウェルカム」だったのは、米国の望んでいることにOKをしているからです。1つは世界の警察官のある程度をやる。もう1つはアメリカがいつまでもできない金融緩和を日本にやらせること。アメリカからそういう力は働いたと思います。それに安倍さんはそれに安易に乗っかったんだと思いますよ」