2015/06/01 地域
放射性指定廃棄物処分場候補地は今 フォーラム

昨年秋環境省による放射性指定廃棄物処分場候補地のボーリング調査は地域住民の反対運動により中止となった。
その後望月義夫環境相は閣議後記者会見で、宮城県内の候補地のボーリング調査について「来年春の雪解けを待って速やかに開始する予定だ」と発言した当初5月の連休明けに何らかの動きがあるだろうと思われていたが一転して4月に話し合いの第1回フォーラムを開催することとなった。参加者からの地質学的な見地からの質問に「有識者会議」は納得のいく説明もできずデータも提示できない有様だった。
そして第2回フーラムが開催されたわけだが今回も裏ずけに乏しいデーターの表記やその問いに対して言葉を詰まらせる場面も見られた。また、参加者からは「最終処分場という呼び方が何の説明もなく長期保管施設などとすり替えられた」や「県民目線からでは無く何とか進めようとした意図を感じた」などの声があった。東北大名誉教授で地質学が専門の大槻憲四郎さんはまずは科学的な問題があってその上に社会的な問題や経済的な問題があるわけで順序をまちがえている詰まらないというか、煮詰らないという感じだったと感想を述べていた。
尚長期管理施設の詳細調査候補地の選定プロセスの除外地域では前回配信した放射性指定廃棄物最終処分場候補地は今で加美町猪股町長が話した通り選定プロセスに該当しない選定があったようである。
※放射性指定廃棄物最終処分場候補地は今 8bit news 地域のカテゴリーにカテゴライズされています。
【編集後記】
宮城県内だけではなく各地で物議を呼んでいる放射性指定廃棄物処分場問題ですがこの問題はもし処分場建設が決まってしまった場合それは自治体にとって死活問題にもなりかねないということです。しかし汚染された廃棄物を現状のまま保管することも問題があります。そして沈黙する県内他自治体などこの問題は立ち位置によって利害が変わってしまうというゼロサムな一面があります全てのプロセスを土俵場に上げて初めて開かれたな話し合いがげきるのではないでしょうか。

プロデュース :今野勇次
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