「タマンちかこさん」は1970年代にネパール人のご主人とアネコット村に日本から移住し、当時何もなかったこの地に道を作り、村人も使える水、電気などの整備をした。現在は温暖な気候と澄んだ湧水を利用し、無農薬野菜をつくりカトマンズに出荷している。今回の地震では土台からから頑丈に作ったこちらの家は倒壊こそしなかったものの、あちこちに亀裂が入り修繕にはかなりの時間を要するという。
周辺には家が倒壊しあるいは損壊により野外での生活を強いられている村人も多い。政府からの援助はいまだ届かず、村人は自分たちで壊れた家の資材を使い小屋を建て、がれきの中から家財道具を引っ張り出して煮炊きし生活している。
この村をよく知る「タマンさん」ご夫妻に村の現状と今後について、そして必要とされる支援について伺った。