避難生活も3日が経ち、被災者の方々も疲労されているようです。
カトマンズにおいては屋外での避難の理由は様々で、「家屋が倒壊した」「倒壊はしていないもののその危険があって住めない」「余震が続いているため怖くて屋内に入れない」「屋外退避のアナウンスを聞いて」など、状況は様々です。また避難所といいますが必ずしも特定のエリア、あるいは指定区域に避難しているわけではなく、それらの場所はすでに人がいっぱいでそこに入れない被災者は自分たちで駐車場、空き地、路肩などの安全と思われる場所を探して寝泊まりしています。
多くの被災者が集まっている場所では政府の給水や、NGOからのテントの支給等もあるようですが、路肩などに集まっている小規模な被災者のグループはそこから漏れているようです。テントの支給を受けるには事前に名前を登録しておくのですがまだ数が足りず、いきわたっていません。その支給自体があることを知らない被災者も多いようです。
カトマンズでさえこの状況ですから地方はどうなっているのか。カトマンズから離れたシンドゥパルチョウクでは多くの家屋が倒壊しています。被災者はどこに避難できるのか。
状況は大変流動的で、昨日と今日、朝と夜でも大きく変わります。昨日は食料などもあるようでしたがカトマンズの人口等も考慮すると、長引くほど状況は厳しくなるでしょう。また、避難している方の中には高齢者、乳幼児も多くみられます。4月はネパールは天候が安定せず26日から今日28日まで毎日一日に何度か雨が降り気温も下がっています。このビニールを掛けただけのテントで雨の中どうしているのか。
安全な居住スペースの確保が早急課題です。