初夏の陽射しがまぶしい、
新緑が爽やかな代々木公園に、
色とりどりの人々が集まった。
“TOKYO RAINBOW PRIDE” (http://tokyorainbowpride.com/)
日本最大級のLGBTの祭典だ。
(LGBTとは、性的少数者のこと。
L : レズビアン
G : ゲイ
B : バイセクシュアル
T : トランスジェンダー
最新の調査では、LGBT層に該当する人は、
7.6%(13人に1人)と算出されている。
http://www.dentsu.co.jp/news/release/pdf-cms/2015041-0423%2B.pdf)
イベント参加者は、4月25・26日の2日間で、約5万5000人。
26日の13時からは、約3000人によるパレードが行われた。
参加者は互いに「Happy Pride!」と声を掛け合い、
時には沿道で見守る人たちと、
笑顔でハイタッチしながら、渋谷の街を行進した。
奇しくもこのパレードと同じ日に行われたのが、
会場の代々木公園がある、渋谷区の区長選挙。
渋谷区民が新区長として選んだのは、
「同性パートナーシップ条例」発案者である、
前区議会議員の長谷部健さんだった。
性同一障害を抱える杉山文野さんは、
イベント参加後に長谷部さんの事務所に駆けつけ、
「渋谷が、日本が変わる震源地になる」
そして、
「これからスタートする同性パートナーシップ条例に関しても、
形づくりのお手伝いをしていきたい」
と、長谷部新区長への期待を語った。
多様性を受け入れる社会の実現は、すぐそこまで来ている。