福島県の内堀雅雄・新知事が2014年2月5日に日本外国特派員協会にて会見し、福島の現状と復興について語った。
内堀知事は現状について
「放射線量を下げる除染作業が進んだことによって、福島圏内で、人が住んでいるエリアはずいぶん落ち着いた状況になった。12万を進めている。県民の健康をまもり心をケアする仕事を行ってる。県また、全県民を対象とした健康調査、18歳以下の若者を対象とした甲状腺検査を行っています。福島県の農林水産業は原発事故を受けて、大きく収入を減らしています。もも・アスパラガス・肉牛といった福島の産物は価格の差が開いている。私たちは放射線のモニタリング検査を徹底してやり、福島県の農産物で市場に出回るものは基準を上回らないようにしています。たとえば、お米やあんぽん柿などはすべてを染料検査して、安全なものだけを市場に出回らせています。」
と述べた。
また、新産業を興すために努めている。新産業の一つは再生可能エネルギーであり、もう一つはロボット産業だ。
「福島は第一原発の事故をかかえている。あの原発事故を収束させるためには、巨大なロボットが必要です。そこで、ロボット技術をイノべーション・革新させるプロジェクトを進めていて、ロボット技術を通して、この地域の傷ついた産業の再生を図りたいと思っています。ロボット産業の二つのタイプを考えています。一つは原発の廃炉で遣う巨大なロボットです。もう一つは私たち人間の機能をアシストしてくれるような小さなアシストスーツです。」
小さなアシストシーツはどのようなものか。
「これは高度な機能を持っていて、使用者が頭の中で右手を曲げたいと考えると、その指示で機械が自動的に動く。体に障碍がある方でも頭で思うだけで、機械がサポートをしてくれます。きょうは肘のパーツだけをもってきていますが、腰だったり足のサポートもできる。いまご病気で歩けない方も、このスーツを身につけると、頭の中で歩こうと思うとサポートをして、歩くことが出来る。リハビリにも役に立つスーツです。これは医療現場だけでなく、農作業や建設業とか、重いモノを運ぶ・持ち上げるときもつかえる。したがって、女性の方でも、60kgくらいの重いモノを簡単に持ち上げることが出来る。こういったメイドイン福島のスーツを、日本ならびに世界に出していきたいと考えています」
再興に向けて、内堀新知事を先頭に、福島は動き出したといえよう。
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