2015/02/05 地域
生きた姿を見られることは非常に貴重な機会。大洗水族館のカグラザメ、飼育担当の方に話を聞いた。

2015年1月21日より、大洗水族館で、生きた姿を見られることは非常に珍しいカグラザメの緊急展示が始まりました。飼育担当の方にも話を伺い、カグラザメの泳ぐ様子を動画に収めました。

 

茨城県日立市沖で捕獲され、調査船員の機転(詳しくは動画をご覧ください)で、いい状態のまま、大洗水族館まで運んでくることが出来たカグラザメ。2月4日現在、なかなか餌を食べてくれないとのことですが、見た限りでは、元気そうに泳いでいました。

 

カグラザメは古代のサメの特徴を残しており、他のサメはエラ孔が5対しかないのですが、カグラザメは6対あります。

 

生息域は水深200メートルから2500メートルと幅広く、捕獲された個体は250メートルほどのところで捕獲されたとのこと。この浅さまで出てきた理由は分からない、とのことです。

 

餌は、イカ、アジなどを試しているとのこと。この個体は、捕獲の際に、胃の内容物を吐き出し、それがイカの胴だったそうで、この個体はイカを食べていたのでは?と推測しているとのことです。

 

長く生かしてやりたいというものの、飼育記録がなかなか見つからないカグラザメ。生きた姿を見られるのは非常に貴重な機会なので、ぜひ皆さまもごらんに出かけてみてはいかがでしょうか。

 

※非常に照度の暗い水槽でしたので、ビデオ機材がピントに迷っている箇所があります。なにとぞご了承くださいませ。

プロデュース :西村晴子
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