皆さんは最近餅つきしましたか?
餅(Mochi)は日本古来からの伝統的な食文化の一つで
お正月やお祝い事など「ハレの日」の為の縁起のよい食べ物と
されていますが、現在は季節や行事に関係なく日常的にも
食べられており、保存食・非常食などとしても使用されています。
しかしながら餅つきは、現在でも年末年始や祭事などの特別な時に
行われる事が多く、特に年末は新年の神様(*年神様)にお供えする
鏡餅やお雑煮に入れる餅を作る為に行われます。
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やり方は一晩水につけたもち米を蒸し、蒸し上がったもち米を
たっぷりの水に浸した臼(うす)に入れ、水を加えながら
杵(きね)を使ってよくコネていき、コネ上がったら米粒が
無くなるまで搗き、途中でまんべんなく返していきます。
その作業を手早く繰り返していくことで完成しますが、
この餅を返すタイミングが難しく、餅をつく人と返す人の息が
ピッタリを合わないとなかなかうまくいきません。
またのんびりやっていると途中で餅が固くなってしまう為、
餅をつく早さも重要です。
つき上がったお餅は、お醤油やごま、あんこ等と絡めて食べたり、
のし餅、鏡餅等にして保存します。
お餅は手軽に買える時代になりましたが、
搗きたてのお餅は格別です。
機会があれば是非、日本の伝統文化にふれてみてください。
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* 年神(歳神)・・・ お正月に家々にやってくる穀物(特に稲)の
神様とされており、古来よりその年の豊作を願い祀られている。
また、家を守る祖先の霊として祀られている地方もある。
門松や鏡餅等のお正月飾りやお供えをもって歓迎する。
参照資料:日本文化いろは辞典・日本の風習