2014/12/11 国際
東電福島第一原子力発電所にウラニウムを供給していた鉱山からのメッセージ

東日本大震災、東電福島第一原発事故から約一カ月後、オーストラリア先住民アボリジニの女性イヴォンヌ・マルガルラさんが、国連のパン事務総長宛に手紙を出した。

手紙の内容には福島で起きている原発事故を見て、もうこれ以上、オーストラリア先住民族の地からウラニウムを掘り出さないよう世界に働きかけてくれと要請している。

彼女の故郷から掘り出されているウラニウムが、福島第一原子力発電所で使われてたからだ。(レンジャーウラニウム鉱山)

またその30キロ離れた南側のクーンガーラには、同じようにウラニウム鉱床があり、フランスの原子力企業アレバが開発をしようと先住民の男に五千億円の保証金を提示した。

ジェフリー・リーの名前を覚えておいて貰いたい。その保証金に背を向け、先祖代々の地を鉱山開発から守り、後世へもそのまま受け継いで貰おうと国立公園に登録させたジョク族最後の長。福島第一原発事故の終息の見通しも立たないまま、再稼働に向けて動こうとする日本へ、彼らがメッセージを発信した。

プロデュース :麻生三暁
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