2014/12/09 政治
SASPL Presents : 学生達が特定秘密保護法に反対する首相官邸前で抗議行動

2013年の12月6日に成立した特定秘密保護法。SASPLは、この特定秘密保護法に反対し、抗議する個人の集まりとして出発しました。

2月1日のデモに始まり、シンポジウムや勉強会など様々な活動をしてきました。

特定秘密保護法は来たる12月10日に施行されます。一年前の法律可決から始動したSASPLは、最後まで、この法に反対し抗議することを諦めません。SASPLは12月9日、そして10日に首相官邸前抗議を主催します

「民主主義は終わっているとある人は言いました。それに対して言えることは一つだけ。終わってるなら、始めるぞってことです。」


【日時】12月9日火曜日 19:00〜 12月10日水曜日 18:00〜


【場所】首相官邸前 

【経緯】
2013年12月6日、「特定秘密の保護に関する法律」が参議院本会議にて可決されました。特定秘密保護法については様々な反対意見が見られ、例えばパブリックコメントにおいては反対意見が多数を占め、採決日には国会を取り囲むデモに多くの市民が参加しました。国家の安全保障を考えれば「秘密」を守ることの必要性は理解できますが、そのことは国民の自由と緊張関係にあり、それを法制化する際には、その緊張関係についての慎重な議論が求められるはずです。特定秘密保護法に関わる反対意見・行動は、その議論がなされていないことへの不満の表れと考えることも出来るのではないでしょうか。

このような中で、私たち「特定秘密保護法に反対する学生有志の会」は、以下の3つを主な行動指針として組織されます。すなわち、①特定秘密保護法に「学生として」反対すること、②この法の問題点を国家・市民へ主張すること、③お互いの知識を共有し、議論し、反対の理由を集約すること、です。これら3つの行動を通じ、私たちは特定秘密保護法を推し進める現政権に対し、「国民の自由」についてより慎重な議論を求め、その議論が国民をより巻き込むかたちでおこなわれることを求めます。そして、現在のような国民の自由を著しく阻害する特定秘密保護法の修正、もしくは廃案を求めます

なお、「特定秘密保護法に反対する学生有志の会」は現行の特定秘密保護法に反対する学生「個人」の集まりであり、そのため、何らかの政治的意図をもつ団体の集まりでは決してありません。私たちは学生として、特定秘密保護法に対しアクションを起こしていくんで、そこんとこよろしくお願いします。

【特定秘密保護法の問題点】
私たちは主に以下の5つの問題を指摘し、現行の特定秘密保護法の修正、もしくは廃案を求めます。

①法成立までのプロセスに問題があったこと
②情報の非公開の範囲が恣意的に広げられる可能性があること
③三権分立の否定であること
④「知る権利」を侵害する可能性があること
⑤適正評価制度によるプライバシーの侵害および職業選択の自由の侵害の可能性

これら5つに加え、補足として(1)国際原則であるツワネ原則に大きく反していること、(2)スパイ防止に対する実用性への疑問、の2点を合わせて指摘します。また「学生」の立場として、a. 学問の自由を侵害する可能性があること、b. 職業選択の自由を侵害する可能性があること、の2点を改めて強調します。

SASPL HP:http://saspl1210.wix.com/students-against-spl

5分でわかる特定秘密保護法:https://www.youtube.com/watch?v=m2i2gcK3Ioc

SASPL twitter:@S4SPL

We Are Still Angry
Don’t Give Up the Fight

2014年11月
Students Against Secret Protection Law
特定秘密保護法に反対する学生有志の会

プロデュース :SASPL
Comment

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  • 下山達也 2014-12-09 18:01:33
    今、官邸前でバリケード設置中、ドトールで待機。
  • 三浦 真智 2014-12-09 21:24:59
    用件で参加出来ませんが、どこかの弁護士会とは大違いの積極的な活動に敬意を表します。
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