フェイジョアというフルーツを知っていますか?
まるで見た目はアボカドのような果実。
割ってみるとなんとも言えない甘い香り。
中はトロトロのゼリー状になった種の部分と洋梨のような実の部分。
なんとこのフルーツは花びらも食べれてしまうのです。
これがまたふわふわで甘く、花も果実も新食感!
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原産が南米ウルグアイで、主な産地はニュージーランドですが
日本での栽培は難しく、きちんと農業として栽培しているのは
福島県いわき市にある「ゆうゆうファーム」さんが初めて。
2007年11月から栽培を始めてようやく実がなり、これからだと言う時に
東日本大震災に伴う原発事故、放射能の影響で一時期販売が厳しくなって
しまいました。福島県の特別果実に認定されていた事もあり、すぐに
土壌検査及び果実の放射能検査が行われ、“異常なし”という結果が出たが、
それまでのお客さんの多くも離れてしまったといいます。
それでも商工会の働きなどにより何とか取り戻して来た3年目の冬。
普段はほとんど雪が降らないいわき市でもあの大雪の影響を受け、
今度は80本もの木が折れてしまい、そこから何とか修復を試みたが、
結果30本の木がダメになってしまったそうです。
いろんな試練を受け、全体の収穫量はかなり減ってしまったものの、
それでも美味しいこの果実を一人でも多くの方に知ってほしいと
先日フェイジョア収穫祭が行われました。
タッチピックという採れ頃の果実をポンポンとそっと触って
収穫するこの方法。他の果実ではなかなか出来ない体験です。
生食で食べれるのは11月〜12月のほんのわずかな期間。
数がかなり限られている為なかなか皆さんにお届け出来ないとの事ですが、
どんなフルーツなのかご興味ある方は是非ご覧ください。