2014年10月17日に、杉戸町にある生涯学習センター「カルスタすぎと」で、幸手市と杉戸町からの後援を受けた市民団体が主催となり、地域住民・行政・医療関係者らを招いた勉強会が開催されました。
埼玉県幸手市・杉戸町。
医師不足、介護問題、地域高齢化、コミュニティの不足等、様々なリスクに直面しているこの地域で、行政・医療・住民を繋げてくれるコミュニティデザイナ達が問題解決に取り組んでいます。
昭和後期に大規模な住宅地開発を進め、人口を増やしたこちらの地域は、あれから30年以上経過した現在、地域と地域住民の高齢化が深刻な問題となっています。
「埼玉都民」というフレーズがあるように、労働は都内という人が多く、住まいがある地域には寝に帰るだけという方がほとんどでした。
団塊の世代でもあった彼らは定年を迎え、都内に通うことなく地域に”住む”ことになります。しかし、都内中心の生活だったため、こちらの地域では地域コミュニティが育っていないケースが目立ちます。
また、埼玉県は深刻な医師不足の問題も抱えており、医療機関、そして高齢者問題で厳しい状況を迎えています。
そんな中、地域に愛着があり、年齢も職業も全く異なる住民達が集まり始めました。
間近に迫る危機的状況を何とか変えようとする想いで集まった彼らは、地域・商店・介護・医療・福祉・行政、また地域に点在する各種団体の協力を得ながら、”コミュニティーデザイナー”として活躍しています。
この街で起きていることは、そしてコミュニティデザイナーとは何なのか、こちらの講演で語られています。