年8月17日から2014年8月18日にかけて、岐阜県高山市では猛烈な雨量を観測。
高山市では、降り始めからの雨量が386mmと、平年の8月の1カ月に降る量の2倍を超え、一時、高山市内には避難勧告が出され、土砂災害警戒情報が発令されるなど大きな被害を出しました。
大雨のその後、いったいどうなったのか?
今回訪ねたのは、愛知県名古屋市から電車で約2時間半のところにある岐阜県高山市。
中でも、観光地として知られる「古い街並」がある高山市内中心部を歩きましたが、夏休みということもあり、家族連れや外国人観光客が多く見られ、大変賑わっていました。
その「古い街並」のすぐ側を宮川という川が流れています。普段は、水の透明度が高く、夏場は川に下り、歩きつかれた脚を冷やすこともできるとても美しい川です。しかし、映像にあるように今もなお、川の水は茶色く濁っていて、普段の様子とは全く異なっていました。また橋脚には上流から流れてきたと思われる木々がまとわりつくような形で固まっています。当時は数m単位で水位が上昇、現在は水位も下がっていますが、こうした爪跡が多く見られました。
現在も非常に大気が不安定な状態が続いていて、各地で局地的な雨に見舞われる地域もあるようです。また、広島県での大規模な土砂崩れ、京都府福知山市での浸水被害などあった地域でも2次災害の恐れは十分にあります。
大雨となると、近くの様子が気になったりして外出された方が亡くなるケースも見られますが、けして川に近づいたり、様子を見に行ったりしては大変危険です。また自分たちが住んでいる地域のハザードマップをチェックことも必要かと思われます。
<参考URL>
国土交通省ハザードマップポータルサイト
http://disapotal.gsi.go.jp/