女優の杉本彩さんは2014年7月18日に日本外国特派員協会にて講演し、動物愛護&動物福祉の観点から、日本のペット業界&動物行政が抱える問題点を告発し、動物の不幸ゼロ社会の実現を訴えた。
行政によって殺されるところだった猫9匹と犬3匹を引き取った杉本さんは毎年17万頭の犬がガスによる殺処分にあっている実態を告発し、その背景にペットを容易く放棄する飼い主が多いことをあげた。また、ライセンスを持たないペット販売者や生後8週間も経ないでペットショップに売りに出される動物の存在を指摘し、動物をしっヵり護る公的機関が日本では設置されておらず、動物への虐待や殺傷にたいする実行力の伴う罰則が十分には存在しないことをあげ、「アニマル=ポリス」制度の導入など抜本的解決策の必要性を説明した。
France10記者から「動物福祉」に携わるようになったキッカケを問われると、杉本彩さんは
「キッカケは20年以上前に遡る。死にかかった一匹の子猫と出会ったことが契機となった。そして、地域猫活動に取り組むようになった」
と説明した。