三浦沖 貨物船衝突事故からすでに一か月が経ちました。
今、現状がどうなっているのか・・・。
これから行楽シーズンを迎えるにあたり、海に行く方も増えると思うので
地元の漁協組合や鎌倉のビーチクリーンを主催している方などに
現状を確認してきました。
現在、重油の流出自体はまだ止まっていませんが、一時期のような
大きな被害は見受けられず、一部地域を除いては、収束に向かっているようです。 ただし、ひじき漁に関しては未だ自粛が続いています。
保険や漁業補償に関しては、まだ現状調査のみでまったく進展がない状態との事。 民と民の保険屋さん同士の対応になるので、漁業補償までは時間がかかりそうであり 、漁師さんからは「これじゃ生活できない」という心配の声もたくさん出ていているが 現状はなかなか進まないとの事でした。
横須賀に関しては、今年ヒジキは全く収穫ができないのと、今後もどうなるかわからないので 消費者の方にはしばらくお待ちくださいという事しか言えないけれど、
ヒジキ以外の海産物に関しては、現在海面が汚染されているという事はないので、 漁も通常通りできているそうです。
今回、鎌倉でビーチクリーンを企画しているサーフショップの方にも現状を 聞いたところ、海岸への重油の漂着は収束に向かっているけれども、 砂浜に紛れ込んだ油がたまに足やボードなどに着いてしまう状況。 時々あがる重油が付いた海藻は、市によって重機を使い浜に埋め立てられているとの事です。
地元市民の方の声としては、このような事故がもう絶対に起こらないよう 危機管理を徹底してほしいという声があがっていました。
今現在、千葉の方の被害がとても深刻だと聞いています。
まだまだこの事故自体の収束には時間がかかりそうです。
今後もまた定期的に状況を確認して、お伝えできればと思っています。