小保方晴子氏記者会見(全編)~STAP論文調査に対する不服申立て~
(2014年4月10日、大阪市内)
〔制作・提供:日本報道検証機構
STAP報道調査班〕
STAP細胞のネイチャー誌掲載論文をめぐり疑問が指摘されている問題で、筆頭執筆者の小保方晴子氏が問題発覚後初めて記者会見を開いた。小保方氏は論文に不備があったことを繰り返し謝罪した。一方で、理化学研究所が研究不正を認定したことには不服を表明、悪意による捏造や改ざんを全面否定した。論文撤回の考えもなく、STAP細胞の研究成果自体は真実であることを強調している。
小保方氏は理研の調査が不十分だったとし、小保方氏代理人も不服申立て準備が1週間程度しかなく、本人と十分打ち合わせができなかったことを明らかにしている。小保方氏自身も過熱報道やメディアスクラムに悩み、体調不良に陥っていたという。理研のSTAP現象の検証作業もこれから始まる。性急に結論を求めず、今後も小保方氏側に説明の機会を与え、真相を見極めていく必要があろう。