2014/03/31 地域
鍋にしたら何人分!?能登半島で巨大アンコウが二匹、生きたまま捕獲される。ただいま、地元水族館にて展示中。

2014年3月19日、石川県能登半島の志賀町沖で、通常の3倍の大きさのある体長1.5メートルと1.3メートルのアンコウ(キアンコウ)が捕獲されました。翌20日、生きたまま近所の「のとじま水族館」に運ばれ、展示が始まりました。そのアンコウがどれだけ大きいものなのか、実際に見に行ってみました。

待ち構えて捕食するタイプの魚なので、まずほとんど動きません。30分粘って、一匹が二回ほど浮き上がりましたが、もう一匹は微動だにせず。そしてその大きさは抱きまくら、あるいは座布団のよう。

ここまで大きいのは非常に珍しいのですが、動かない、華がないせいか、見学者は次から次へとやってきては、ほんの少しだけ見てすぐよそへ行ってしまいます。動かないアンコウらは、何かを悟ったかのように超然と口をパクパクするばかり。

広い海を泳げなくなった代わりに、人間の手厚い保護は受けられるであろうアンコウ達。何がアンコウにとっての幸せなのか…それを考えると難しいですが、ともあれ長生きしてほしいものです。

プロデュース :西村晴子
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  • 及川健二@France10 2014-03-31 06:54:36
    アンコウ鍋が食べたくなりました。

    深海魚を可視化できて興味深かったです。
  • 西村晴子 2014-04-02 19:28:09
    この子たちは貴重なので食べないでくださいね。笑
    やはりこういう魚は水族館あってこそ。家庭では飼育できないですから。
    よくも捕まらず、捕食されず、ここまで大きくなったものです。
    あっぱれですね、このアンコウ達は。
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