この動画の要点
- 睦(むつみ)さんと二葵(ふきの)さんが、虫にまつわるエピソードを披露。睦さんは本来虫が苦手ですが、誰かを守る場面では驚異的な強さを発揮することが明かされます。
- 福島での収録合宿中、虫が極端に苦手な二葵さんのために、睦さんが素手でハエやセミを捕まえて逃がしたという「イケメンすぎる」行動が語られます。
- 睦さんは、自分より怖がっている人がいると「守らなきゃ」というスイッチが入り、恐怖心が消えるという自身の性格を分析しています。
- 二人の話題は、コロナ禍のZoom会議や幼少期の教育が、驚いた時のリアクションや声の出し方にどう影響しているかという興味深い考察に発展します。
- ジェンダーや立場に関わらず「守りたい人が守れる社会にしたい」という、睦さんの強い意志が示されて締めくくられます。
全文書き起こし
睦: ということで、こんにちは。
二葵: こんにちは。二葵です。
睦: 睦です。久しぶりですね。もう今真夏、9月頭に撮ってるわけですけど、久しぶりですね。
二葵: 秋。確かに、普通は秋なんだけどね。東京は全然暑い。気候変動ですからね。暑いんです。その中、今日お話ししたいのは「守るものがいると強くなるよね 〜虫編〜」。
睦: 出た!今何の話ししたかわかった。思い当たる節あり。
二葵: これね、今この「しゅちょー」の収録を始める前にも喋り始めたから、ちょっと待ってと思って止めていたんですけど。というのも、ちょうど昨日、虫が出たんだよね、睦ちゃん家。
睦: そう。私がコーヒーをまず布団にぶちまけたんですね。色々あって、わざとじゃないですよ。それで洗濯して干そうと思ったら、多分気が抜けてて、飛ぶ系の虫が入ってて。結構デカめ。柄が黄色と黒だったから蜂かなと思ったけど、針とかはあんまりなかったけど、デカいのがいて。「シュー」ってやって、ごめんなさいって感じで退治したんですけど。
睦: で、もうこんな嫌なこと続いたらゴキブリとか出るんちゃう、と思って、一応ゴキジェットしてみたら、ちゃんと家の中にゴキブリがいたっぽくて、カサカサ動き出して。昨日の夜は家の中に死んだ虫の死骸が2個ある中で、真ん中に孤立して、あまり寝られずにやってまいりました。
二葵: 睦ちゃんでも寝られなくなるくらい、ちょっと虫嫌なんだと思ったんです、その時。で、なんでそれを思ったかっていうと、この収録をする1ヶ月前、数週間前に福島の「8bitNews」の収録合宿がありまして。その時も無事収録を終え、晩ご飯をみんなで食べてたんだよね。その時に、私の隣に睦ちゃんがいたんだけど、急に「構さん、動かないで」って。
睦: 私じゃない子が最初に気づいたんですよ。構さんの服にデカめのハエみたいなのがついているということに、構さんの正面に座ってた子が気づいて。「あ、虫ついてるかも」みたいに言って。構さんは虫、めちゃくちゃダメなんですよね。
二葵: そう、大前提としてすごいダメなんです。
睦: 構さんがフリーズしてて、私は「守らなきゃ」と思って。構さんを。私、どんな感じでした?ちょっと客観的に見れてないから。
二葵: 本当に、私の左側に睦ちゃんがいたんだけど、その前にいる子も虫のこと言わなかったの。私の服のここら辺を見て「あ…」みたいな。で、睦ちゃんは睦ちゃんで「…!」っていう間があって。絶対いるじゃん、怖いじゃんって時に、「構さん、動かないで」って。すごいイケメン。「えっ?」みたいな。でも何してるかわからない、言わないの。「虫ついてるから動かないでください」とかでもないし、「今虫取ってますから動かないで」でもないし、本当に何も言わず「動かないで」。
二葵: スタスタ、みたいな。それをやってくれて。信じられないですよね。ハエを、羽とかを「チュッ」てつまんで、外に逃がしたんですよ。見たことあります?人の体についたハエをつまんで、店の外に出しに行く。ドヤ顔で。決め台詞も加えて。「動かないで」。ふざける顔とかも本当になくて、全くないの。本当にただただ真摯に守ろうとしている人の顔。そう。で、それが外に捨ててくれた後、あのタイミングだっけ?
睦: もう1ターンある。出しに行って帰ってきた後、また多分テーブルか何かにハエがいて。それも私、潰さずに、一回行けたからもう行ける人になっちゃってて。普段からハエを手で捕まえてるわけじゃないですよ、嫌だなと思ってますよ普段なら。でも構さんという守るべき存在がいるから、もう行ける体になってて。「あ、またハエがいる」と思って、本当に同じサイズのデカめのハエちゃんがいたから、またテーブルにいたのをチュッとつまんで外に出しに行ったんです。
二葵: 2回やってくれたんだ、それを。
睦: その時に、なんか大きめの虫が店内に入ったような気がして、私が扉開けたタイミングで。「ブーン」って言ったの、やばい大きいの入っちゃったかもと思って探したんですけど、見つからなくて。気のせいかなと思って戻って、構さんの隣に戻って座ろうとしたら、なんか私の左脇腹ぐらいで「ブーン」って音がして。嫌な予感する、と思って見たら、ここにセミがくっついてたんですね。
二葵: 怖い!ハエを出しに行ったらセミくっつけて帰ってきちゃって。
睦: で、これは構さんに見せてはいけないと思って。この事実を構さんに言ったら構さんが倒れてしまうと思って。「構さん、見ないでください」みたいな感じだったんですよね、私。「あ、構さんはダメだ」みたいな感じで、一生懸命構さんからセミを隠しながら、一人で静かに外に出て行って。セミを放流して帰ってきてから「セミがいました」とか言って。
二葵: いや、だからあれは本当に、あの時のみんなのハイライトになって。私の向かいにいて最初に虫を発見してくれた男の子がいたんだけど、彼がその夜、大浴場に先輩とかと入りに行った時に「今日のハイライト何?」って聞かれたら「睦さんが虫を救出したところです」って。それぐらい刻まれるぐらいのすごい話だったんだけど。
二葵: あの時、すごいかっこよかったわけ。私の中のリアルタイムは、セミがここにいるの知らないじゃん。見せないようにっていう気遣いをしてくれてるから。私の中では、私に何か付いてるのを救出してくれたのがすごい印象に残ってるわけ。すごいかっこいい感じだし、その場で私に対して虫を付けるってことはしなくても「虫いるよ、でも大丈夫任せて」っていう、ちょっとおちゃらけながら守ってくれるとか退治するとか方法もいっぱいある中で、本当に守ってくれようとして、虫のムの字も言わずに全て無言でやってくれるみたいなのがあって。
二葵: しかもそのセミの時も、わかんないし私は結局実物を見てないからわかんないけど、絶対セミってデカいじゃん。あんな奴がブーンとか言ったら超怖いのに、隠して行って出て行って。睦ちゃんってそんなに虫強かったの?って思ったんだけど、実はそんなことなくて。
睦: 私、普通にセミ落ちてたら、ちゃんと「ひょっ」みたいな動きしてびっくりしてますよ。福島のあの話で言うと、私はその出来事があった次の日の朝、私お散歩大好きなので、一人でお散歩するんですよ。お散歩してたら、人通りが少ない道とかも行くので、蜘蛛の巣がめちゃくちゃ張ってるんですね。もうすごい嫌で。ちゃんと嫌で、虫。
二葵: 虫本体いないもんね。蜘蛛の巣でも嫌なんだよね。
睦: 引っかかってるのも嫌だし、もしかしたら自分に蜘蛛くっついてるかもと思ったら、もう本当に。でも蜘蛛の巣って端から見えないじゃないですか。だからすごい変な人だと思われてると思うんですけど、車に乗ってる人とかから。ずっと変な動きしながら歩くぐらい、全然虫が大丈夫なわけじゃないんです。あれは構さんを守りたかっただけ。
二葵: 大感謝よ。大感謝。で、それがより私はすごい感謝が強いのは、世の中的に「虫を嫌う女子ってちょっとうるさい」みたいなのが、なんかちょっとある気がして、私は。これは感じてて。で、女の人、これは言い方難しいけど、でも相対的に女性の方が虫が苦手って言ってる人たちに出会う機会が多くて、そうなのかなっていう感覚がある。だけど、もちろん女性の中でも虫とか別に気にしないよとか、それこそ海外とかバックパッカーとかしてて別に虫とかとも気にしませんっていう人たちもいるじゃん。マジリスペクト。本当にすごいと思うんだけど、そういう人たちの中にポツンと入って、会議室とかで黄金虫とかいたら「…!」とかになるんだけど、「いやいい、そんなのうるさいうるさい。虫なんて、そんなの気にしなきゃいいっしょ」みたいな扱いをされることも多々あるわけよ。
二葵: で、なんか虫嫌いな人に対して世の中厳しいやんっていう経験も何回かあるから、「あ、すみません」みたいな。そんなギャーギャー叫ばないけど、でも怖いからできれば外に出してからセミナー受けたいみたいな気持ちなんだけど、なんかちょっとそれも許されないみたいな。自分でやるならまだしも誰かにやってもらおうと思うなよっていう釘を刺されてる感じがあって。まあそれはそうなんだけど、っていうのを経験してるから、あんなに優しくしていただいて、本当にありがとうございます。
睦: いえいえ。でも本当に環境によりますよね。多分そう。睦ちゃんはそんなに得意じゃないのに、よくでも守ろうと思ってそのなんか気にしなく慣れるってすごくない?なんでなんだろう。
睦: だし、なんか海外だと虫平気とか。てか自分より怖がっている人がいると、大体の怖いことは平気になりますね。お化けとか絶叫とかもそうです。多分一人だったらちゃんと自分の感情出せるけど、周りに自分より怖がってる人がいるか、自分より大丈夫な人がいるかで、多分自分がどっち側になるか変わります。
二葵: それ結構面白くない?不思議だね。まあそんぐらい周りの目を気にしているはあるかもしれないですね。
睦: 自分の軸を持ってるっていうよりかは、周りに合わせて自分を作ってる癖というか、作りがちとかもあるのかもしれない。
二葵: でも本来的な一人の時って、他者の目もない時、虫が苦手だったらやっぱ虫が苦手なんだよね、きっと。
睦: そうですね。でも「キャー」とかは出ないです。睦ちゃん叫ばないよね。私、叫ぶ教育を受けてきてないんですよ、これ。色んな時に言ってると思うんですけど、ジェットコースターとかでも「キャー」って言う教育をいつ皆様は受けたんですか?「キャー」っていう発声方法は皆様どこで身につけてるんですか?私、私も私の姉も「キャー」っていう方法が身についてないせいで、ジェットコースターとかでも「おおおおおー」って言ってて。可愛くないんですけどこれ。知らないから「キャー」っていう言い方。「おおおおおー」って言ってて。本当に叫べないから、もしなんか襲われたりとかした時に多分大きい声出せない。
二葵: 確かにね、それもあるかもね。何なんでしょうね。都市部で遊びすぎたのかな、幼少期に。「あんまり声出さないでね」みたいな。「騒ぐのダメ」っていう教育を真に受けすぎたのかも。教室とかで「静かにしなさい」みたいなのをすごいちゃんと聞く子だったから、大きい声出す習慣を身につけずに過ごしたせいで、ゼロ音量のリアクションしか取れなくなったのかもしれない。
二葵: 確かに、無言でこうっていうのもあるわけだ。私逆にすごいなんかびっくり症っていうか、すごい驚いちゃうよね。それが声出る時もあるし、体の動きだけで終わる時もあるんだけど、後ろから歩いてる人の音とか足音聞いてるだけで結構びっくりしちゃうの。普段一人いる時とかって、何かに多分集中してて、周りの情報私結構シャットアウトしちゃいがちなんだと思うんだよ。だからそういう時に集中しながらやってる時に「ねえ」とかって言われるだけで「うわっ」とか言っちゃう。多分よく時々あると思うんだけど。
睦: 構さん、普通に事務所入ってきて私がいるだけでめっちゃ驚いてます。「いるかもしれないでしょ」みたいな。そんなレアキャラでもないし。全然いるだろみたいな。むしろなんで誰もいないと思ったの、みたいな。それぐらい多分こうなっちゃってるのがあるから、その時はやっぱ自然に出るんだよね。内なるマグマが出てくるみたいな。
睦: 内なるマグマ?どういうこと?
二葵: ちょっと今のカットしてほしい。マグマは例えがあんまり良くなかったからカットしてほしいんですけど。アメトークとか見る機会ない?あれで「ビビリ1グランプリ」とか。びっくりしがちな芸人さんたちを驚かせるみたいな。すごいわかるの。
睦: もう全くわかんない。あれもわざとに見えるぐらいの感じだ、そしたら。声出ないですもん。
二葵: びっくり箱とかあるじゃん、パッてなった時に「…!」っていう時も、全く出ないの、声。
睦: 「あ」ってピクですね。声出ること本当にないです。一人でいても家の中でも、痛くてもびっくりしても無言。
二葵: でも確かにそれはわかる。痛い時は確かにそうね。あと人いないと別に寂しいよね、独り言がね。
睦: だし、これ全然ちょっと方向変わりますけど、コロナ禍のZoom会議のせいも結構あると思ってて。無言でリアクション取る癖つきませんでした?私あそこで結構定着した気がするんですよね。笑う時とかも(サイレント爆笑)。ワイプ芸みたいな。私あれのせいで多分、たまにハッとされるんですよ。Zoom会議してるときに自分が何の音も出さずに出してそうな顔してるときあるなと思って。だからもうパントマイムみたいなの定着した気がします、自分に。
二葵: 究極の、人喜ばせたい人って感じ。リアクションはするっていう。「聞いてるよ」っていう動きはするけど、みたいな。確かに確かに。でもそういう意味では、私その取材する時とか「頷くな」ってテレビの時言われて。声を出すなと。話聞いてる時に「あ、ですよね、ふーん、はあ」とか言うと邪魔くさいから、音声切りにくいから。って時に、声出さないでこう(大きく頷く)。確かに、よく見るかも。やってる。確かに確かに。
二葵: でもそれはその後の分かれ道だよね。睦ちゃんみたいに本当にその場声出さなくてもリアクションする人と、ギャーギャー言う人と。いう分かれ道はあるかなって感じで。そう、でも本当に感謝をしていますという話を今回したかったんですが。結局じゃあ家の亡骸はどうなったの?虫の。
睦: 蜂系はゴミ箱に捨てたんですけど、ちょっとゴキブリ忘れてた、寝たら。だからまだ落ちてます。家帰ったらあります、ゴキブリ。
二葵: 憂鬱だね、大丈夫?
睦: まあ、もう大丈夫です。多分今ここで話したから、なんか大丈夫の民になってて、多分大丈夫のまま行けます。
二葵: なんか強くなってるんだけど。でも結構あります、思い込みで。マジでなんだろうな。構さんと一緒にいる時に虫が出たとか。ちょっと繋がらないか、考えて。女性の方が怖がりやすいとか、女性の方が守られるみたいな感じなのに、私だって守れるんだぞっていうのを思ってる節はあって。多分その誰かが怖がってるときに自分は助ける側に行こうみたいな気持ちはあって。ゴキブリだって、別にお家の中で出たらお父さんが退治するものとかじゃなくて、私だってやりますけどね。怖かったら怖いって言ってくださいね、それジェンダーとか立場とか関わらず、と思って。もう一個最近自分がすごい意識してるのは、車道側を歩く。
二葵: なんかそれ1、2年前の「しゅちょー」でも言ってたよ、それ。本当ですか?
睦: そう、積極的に車道側を歩いて。あれはジェンダーでどっち歩くって決まってるわけじゃなくて、守りたい人が守りたい人を守ればいいものなので。私は積極的に自分から車道側に行く。すれ違う時も、譲られるのではなく車道側に行って「どうぞ」っていう顔をするっていうのを積極的にやって。守りたい人が守ればいいし、守られたい人は守られたい時に守れる社会を作りたいという、そういう話でした。
二葵: すごい、いい話になった。虫の話がすごい良い話になりました。ちょっと上手く繋げようと思って。編集者睦。ありがとうございました。
睦: あ、終わった!終わりました。
概要(動画説明欄より)
市民メディア8bitNewsのメンバーであるArtivist黒部 睦(くろべ むつみ)とジャーナリスト構 二葵(かまい ふき)が、日々生きている中で感じるモヤモヤについて語る15分番組!2人で交互にテーマを持ってきて、YouTubeとSpotifyで約週1回ペースで配信します!!📡⚡️
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