2024/02/24 文化
兎のお尻が食べたいほど可愛い☆迷菓・兎尻饅頭いろいろ聞いてみました

兎のお尻が食べちゃいたいほど可愛い!この一心で生まれた「迷菓・兎尻饅頭」。今や愛知県岡崎市の名物のひとつとまでなった兎尻饅頭を生み出した、KUROMAME🐰FUKUMAMEさんにお話を聞きました。

 

うさぎのKUROMAMEちゃんのママだったKUROMAME🐰FUKUMAMEさん。うさぎのKUROMAMEちゃんはミニレッキスという種類のうさぎで、非常にむっちりした質感を持っています。そのまんまるでむっちりしたKUROMAMEちゃんのお尻に惚れ込んだKUROMAME🐰FUKUMAMEさんは、仲良しの和菓子屋さん、「小野玉川堂」さんにうさぎのお尻を模した饅頭を作れないかと話を持ちかけます。そして本当にできてしまった兎尻饅頭、地元のイオンで試しに売ったところ200個があっという間に売り切れ、定番商品化となったのです。

 

ところが、不運なことに、KUROMAMEちゃんは体調の急変で亡くなってしまいます。ママのKUROMAME🐰FUKUMAMEさんもしばらくは泣き暮らすほどでしたが、一方で兎尻饅頭はもっと盛り上がっていきます。昨年、うさぎ年だったときのNHK大河ドラマ「どうする家康」で「待ってろよ俺の白兎」という名台詞が飛び出し、これは!となって家康兎と白兎をパッケージにした新商品「まってろよおれの白うさぎ」は売れに売れました。

 

KUROMAME🐰FUKUMAMEママも新しくラインランダー種という日本では比較的珍しいうさぎのFUKUMAMEちゃんを迎え、万全の体勢で兎尻饅頭の販売拡大に勤しみます。兎尻饅頭の特徴のひとつとして、薄皮饅頭なので中のあんこが透けて見え、斑模様のうさぎさんそっくりというのがあります。黒斑のうさぎさんならあんこが、茶斑のうさぎさんならほうじ茶あんが使われ、リアルさにこだわっています。もちろんしっぽも、ただの丸でなくリアルな細長い形にするなどのこだわりです。

 

兎尻饅頭の名物のひとつがパッケージです。これはKUROMAME🐰FUKUMAMEさんがデザインを手掛けています。季節のパッケージや、山形鉄道フラワー長井線宮内駅のうさぎ駅長、もっちぃなど他業種とのコラボパッケージも手掛け、その可愛さにはコレクターもいるほど。

 

兎尻饅頭を手掛ける小野玉川堂さんは、昔ながらの薪であんこを炊いており、美味しさにこだわりがあります。最近の子どもたちはあんこを食べる機会も少なく、あんこの美味しさを知ってほしいと地道にブランド化「antabe」を進めています。

 

これからは通販を広げ、ついてはパッケージのモデルになるうさぎさんを募集したいと嬉しそうに語るKUROMAME🐰FUKUMAMEさん。これからが楽しみです。

 

撮影日:2024.02.03

プロデュース :西村晴子
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