新型コロナウイルスの感染拡大により定着した新しい生活様式で必要不可欠となった「マスク」。
マスクは声がこもるだけでなく、口の動きが見えないため、口形を頼りにコミュニケーションを取る難聴者らは、まるで言葉の通じない外国へ放り出されてしまったかのような孤立化を余儀なくされている。
難聴は音が小さく聴こえるだけでなく、多くは「言葉の聞き取り」に困難を要する。
しかし、聞こえる人と同じように話すことができるため、周りから理解されないことが多い。
こうした難聴者は、日頃どのようにコミュニケーションを取っているかご存知だろうか。
耳からの情報は不確かなものが多く、必然的に視覚に頼る。
相手の口の動き、表情などは難聴者にとって欠かせない大切なコミュニケーション手段の一つだ。
新型コロナウイルスが感染拡大している現在、「マスクを外してください」とは言えない難聴者は心理的に追い込まれていく。
そんな彼らの心理状況や、正しい合理的配慮について、分かりやすくまとめた動画をご紹介したい。
この動画はCLEAR JAPANが医療従事者対象の調査結果をもとに、難聴者や聴者とともにまとめたもので、これを見て自身の難聴に初めて気づく人も少なくない。
『伊藤みわ』演じる女性は、自身も幼少期からの難聴を持ち、補聴器と口形を頼りにコミュニケーションを取っている。
今や10人に1人が抱えているとも言われる「難聴」
病院や役所、銀行などの待合室で、あなたの隣に座っているかも知れない。
この動画が今すぐできる配慮がたくさんあることに気づくきっかけになればうれしい。
文:TOMOKO TOKORO
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