発明家のドクター・中松氏が2021年7月16日、東京・内幸町の日本プレスセンターで「数え94歳 大誕生会」を行った。
特注の黒のスーツで登場した中松氏は、菅義偉・首相と小池百合子・知事らの対応ではコロナ禍が2023年まで続くと予測し、「細かいマスクの網目が、他人への感染の原因」とし、従来のマスクへの危機感を訴えた。その上で「コロナ禍対策の決定版」と題し、自身が新たに開発した「ドクター・中まつく」を発表した。マスクではなく「まつく」である。サムネイルの写真は「中・まつく」を顔につけた中松氏だ。
「ドクター・中まつく」は従来の網目を無くした透明な製品で、他人への感染を防止したもの。耳にかけるマスクひもではなく、バネ状の鼻パットでマスクを固定。鼻こうを拡張できるバネが、マスクで呼吸困難になる状態を改善させた。「全国民がこれをつければもう安全。暑い夏でも呼吸がしやすく感染も防げる」と太鼓判を押した。
中松氏は、2013年に前立腺導管がんであることが分かり、医師から余命2年と宣告された。日本でこのガンは中松氏が4例目だというほど稀なもので、中松氏は国内最先端の医師やアメリカの病院にかかるも、治療法がないと宣告された。そこで、自ら、がん克服の10の発明をした結果、完治し、宣告から8年経った今もピンピンしている。
中松氏は数え年が94歳だが、年を重ねるほどに益々お元気になられる。
足腰は衰え車椅子とはいえ、髪はフサフサ、耳も良く、頭脳明晰。
中松氏は「年を経るごとに若くなっている」と笑いながら語った。