2021/02/28 国際
非暴力で民主主義を 独裁政権と闘ったスーダン市民の想い ミャンマーへのエールにかえて

約30年の間、独裁下にあったスーダンでは一昨年、市民が声を上げ大規模な抗議運動が首都ハルツームで始まりました。スーダンの市民は武器を持たない、平和的な運動を徹底しました。

はじめは弾圧する側にいた軍でしたが、「私たちは国民を守るのが任務だ」とし、最後は市民の側にたって、バシール大統領を拘束、独裁者から政治を取り戻しました。その間、500名以上の市民が殺害されましたが、それでも、スーダン市民は非暴力で革命を成し遂げました。

2020年の年越しは僕自身、スーダンを取材で訪ねていました。革命前は市民同士が監視し合う、疑心暗鬼に満ちた世界でしたが、勇気をだした人々の手でスーダンが変わりました。 JVC・日本国際ボランティアセンターが現地で続ける人道支援に密着した映像です。

今、ミャンマーで声をあげている人々の姿をみて、あらためてこの動画を公開しようと考えました。まだ制作途中の映像ですが、是非最後までみてみてください。舞台はハルツーム、そして長らく内戦と向き合い分断された世界が続いていた、南コルドファン州です。

取材・撮影:堀潤
写真提供:Mahmoud Hjaj/Anadolu Agency via Getty Images

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プロデュース :HORI JUN
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